達也さんは、人あたりも良く、イケメンで、仕事も出来るし、とてもモテるタイプです。
なので、亜由美さんがたまたま一回だけ隣の席に着いたからと言って恋が成就するなんて事もないだろう…と思ってました。
隣りのテーブルでは、亜由美さんが少女のようにはしゃいで、楽しそうだし、隣に居る達也さんも、
亜由美さんの肩や背中にさりげなく触れたりして、とてもいい感じ…。
結子さんは、視野に入り込む二人の姿にドキドキしていました。
一方、結子さんの隣の座席に座ったのは社内ではムードメーカーの後輩。
結子さんは、時々空気の読めない会話をしてくるその後輩が苦手でもありましたが、
その日は、隣のテーブルが気になつて盛り上がれない気分だったので、後輩のハイテンションに救われていました。