ライバル 13

2022-05-27 11:24:05 | 日記
「突然だけど、付き合って欲しいんだ…」

「え?!」

結子さんは、息をのんだ。

「その後輩の相談内容が少し深刻で…、結子さんにも一緒に聞いてもらえないかな?」

「あ…そうなんですね…💦」

一瞬、色めき立った自分が恥ずかしかった。

「どうやら、社内でいじめにあってるらしくて、男の自分にはわからない部分もあるので、
僕がいろいろ意見するには限界があって…」

「私でよければ…」



その後すぐに結子さんは占いを訪れた。

「達也さんの後輩の相談事を聞いてあげることは、どうなんでしょう…。相談にのってあげて大丈夫でしょうか?私が首を突っ込んで、厄介なことにならないでしょうか?正直、そういう話は、苦手なもので…」

友情と愛情。

確かに、難しい選択になることを告げられた。

「相談にのってあげた方がいいんだけど、引き際が肝心。あまり深入りすると、達也さんとも、ただの友達になってしまう恐れがある。」と…。