「突然だけど、付き合って欲しいんだ…」
「え?!」
結子さんは、息をのんだ。
「その後輩の相談内容が少し深刻で…、結子さんにも一緒に聞いてもらえないかな?」
「あ…そうなんですね…💦」
一瞬、色めき立った自分が恥ずかしかった。
「どうやら、社内でいじめにあってるらしくて、男の自分にはわからない部分もあるので、
僕がいろいろ意見するには限界があって…」
「私でよければ…」
その後すぐに結子さんは占いを訪れた。
「達也さんの後輩の相談事を聞いてあげることは、どうなんでしょう…。相談にのってあげて大丈夫でしょうか?私が首を突っ込んで、厄介なことにならないでしょうか?正直、そういう話は、苦手なもので…」
友情と愛情。
確かに、難しい選択になることを告げられた。
「相談にのってあげた方がいいんだけど、引き際が肝心。あまり深入りすると、達也さんとも、ただの友達になってしまう恐れがある。」と…。