for today 科学に目を向けよう

短文


我是三四六岁 
(旅の相棒募っています 乙女)

バンクーバー

2012年08月16日 05時07分31秒 | 旅行

世界でも、住みたいランキングに入っている都市だったので、何がそうなのか、常々知りたくて出かけた。

バンクーバーの税関は、サンフランシスコ空港の税関とは、うってかわって愛想の違う空港だった。

「こんなに長くいて、何をするんだい?」との問いに、上文をかかげ、降りついたものの、機内の冷房のきつさにあってか、もう夏時期だから

毛布も置いていないと言われ、肘を抱えながら機内で暖かい飲み物を注文したけれど、体調を崩し、随分お気楽な滞在になってしまった。

出発の前日まで取り止めようかと思ったくらいだった。やはり、 太平洋を越えて東に飛ぶのは、自律神経を大分損なうので、帰ってからも、しんどい。

旅行中、歩きながら、あるいは目覚めたり、深い睡魔にあって、時差を計算しては、自分の体調に生活を任せる時が多かった。

それでも、最後の空港近くの宿泊ホテルで町を散歩すると、人類学博物館で知ったように、この都市はとても新しいのだと改めて知る。

そして巨大な大木を切り倒し、町が開拓されたのだろう。 植物にしても、家で育っている植物が、こちらでは、一段と大きく成長している。

雑草はこの気候では、元気がないのだろうか、とも考えた。何せ、緯度は樺太と同じらしい。

家のわずかな庭を想像しては、綺麗に整えられた庭を半ばうらめしげに楽しみながら歩いていた。

 「がんばれ日本」とオリンピックを応援する窓ガラスのステッカーを見つけては、心嬉しくもなった。

大人一人では抱えきれない木をそのまま残して区画したブロックもあり、こんもり両脇に生い茂った樹林の並ぶブロックを歩くと、ロッジとかマノアーとか書かれた共同住宅の建物があるのだと、わかった。

昼間、生活者の陰は見えず、芝のある家から急にふたりがバレーボールをもって興じ始めた。中国人の学生で、姉弟がはだしのまま楽しんでいた。