比較するのは、いけないこと?
旅行から帰ると、ときどき感じる。「つくづく日本の若者は年長者に配慮が欠けるわよね。」何故だろうか?
スーツケースをひいている旅の移動中、エレベーターがない駅だった。うんとこしょどっこいしょ。2,3段降りかけた頃、後ろから若い女性が
声をかけて、荷物を下までおろしてくれた。日本の利用駅では、高齢者対策としてたいていエレベーターが設置されている。助ける必要も感じないね。
手助けの声をかけられたことは、一度もない。「座りますか」の促しもないだろう、幸いに?
台北で、シルバーシートに座っていた若いカップルの男性が、私と目を合わせるなり、すまなそうに、「座りませんか?」と合図をした。「もうすぐ降りますから、大丈夫ですよ」と、座る気もなかった。
足首保護を着用していたけれど、別の日の地下鉄の車内では、中年女性が「座りませんか?」と、かなり余裕のある、混んでいない状況で声をかけてくれた。「ありがとう」と、言葉に甘えを返した。
教育や道徳が違うのだろうか、と考えたくらいだった。 尼僧の読経も、テレビで法曹界の番組もあるし・・・
お盆直後の都内からの車内。両脇、両足をゆったりと座席に荷物と体を預けて座っている若者。眠そうに心地良いのか、旅疲れか、それとも電車に慣れていないのか、周囲からも少々ひんしゅくを買う
気配も漂っていた。 隣にたまたま座った男性は、ときたまちょっかいをくらわしている。スマホもITゲームも同時にあちこち接続させながら楽しむ若者は、きっと
夏季トレーニングにでも参加したのだろう・・・・台北の夏休みは、日本とは明らかに違うだろう・・・とは考えていたのだが、
昨日の「並んでいるんです!」の若者からの声掛け、それも券売機の前から3人目の声。私って到着したばかりで、右隣の列で2番目だったのに、「何人ぬかしで、何が腹立たしいんのよ!」と、
列乱しに間違えられた。
決まり切った若者の投げかけ言葉に本当に驚き、がっかりした。それでも、声掛けられた方は、いったいどう返すやら。
いやいや、短直に彼らの若さ故の固定観念情動が決まり切って働くのだろう。
高齢者ですら、ホテルからさっと荷物に手を差し伸べてくれる異国のジェントルマンシップも経験している。
もうすこし大人になりいや、っとオリンピックにかこつけて願っている。年齢、容姿など、加味すれば、優遇されるはずもないのが浴びた状況なのだろうか、と探りもする。
さあて、「並んでいるんです!」に対抗するユーモア返しは?etc でも、媚びる必要ないじゃない。
列表示や、立ち位置をマークで示せば問題なし?
どこかに増長したり、形骸化させる片鱗もありはしないだろうか(ババアジジイと呼びかける卑下)、と訊ねたくもなる、今日は何の日。残暑もなく、動くのが気持ちよさげな祭日。
除草日和 いざ声かけしも おつかれさん、と体は応えた お湯の中