for today 科学に目を向けよう

短文


我是三四六岁 
(旅の相棒募っています 乙女)

エンヤこら  私のおとうさん ♬ 

2021年04月20日 08時15分44秒 | 日記

気が付いたときは、白髪のおとうさんだった。
何のきっかけだったか、小学生の中学年の頃に成績が全部5になったら自転車を買ってあげる。と、言われて、私はたぶん頑張ったのだろう。父の提示どおりでもなくても、認められたのか父は自転車を探してくれた。中古だったけれど青い子供用の自転車で、とても嬉しかった。が、その後の勉強がとても苦しかった。同じに維持しなくてはいけないと子供心に感じたのだろう。勉強はつらいね。

チョコレート饅頭が好きだった。姉がすでに働いているときは、買ってきたのだろうか、同じようなケーキを食べる時にクリームが口の周りについて、それでも椅子に座って脚を(ごく自然に)揺らして和服の裾からも嬉しさが伝わっていた。

庭に棗の木があって、「これ、うまいよ」とか言ったけれど、子供の私にはそうも感じなかった。中年になってそれがわかり、父は異国を知っていたのだと今になって知る。

若いころは痩せていたから医者がお酒を薦めたそうで、それが後年になって悪い影響になった。フグもさばいてくれた、と母が話したこともあった。

私たちは、周りの人も父をパバチャンと呼んでいた。髪は綺麗な白髪でウェーブがあり、整えやすい髪質だっただろう。

ケンタッキーの人形を見た時に、あっおとうさんだ!と私は思った。


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