ジムでは人生の先輩おね~様たちに、時としてう~~ん、、、と唸るような言葉を頂く事がある。
改めて名を名乗り合うほど親しくなりたいと思うわけでもないので、お互い、顔見知りで挨拶ぐらいはするけれど、一緒にひとつのレーンを歩きながら、なんとなくお喋りしたり、しなかったりというようなことがある。
その人も、何度か顔は合わせているけれど、名前も知らない。
ただ、、、これは後から分かったことだけど、ご主人も亡くなり子供さん達とも離れて生活しているから、普段、会話に乏しいのか、別段聞きもしないのに自分の話をしてきた。
79歳。 いやぁ。。。そうは見えない。 スッピンのお顔の目じりには小じわがあるものの、シミもそばかすもなくて艶々のお肌。
わぁ~綺麗なお肌してらっしゃるし、とてもそのお歳には見えませんね~。。。
ご主人を亡くされて以降ずいぶんと体重が増えたんだって。で、膝だか股関節に負担がかかるのでプールで歩くといいっていうのをテレビでみて、、近くだから通いましょうって、通い始めたんですよ!と言う。
ああ、それは良いことですね。 他の曜日にもとても太って足腰悪くして(浮力のかかる)プール内ではなんとか歩けても、プールを上がると自力で歩けないからスタッフさん呼んで肩貸してもらってやっとやっとっていう人が続けているうちにスタッフさんがいなくても歩けるようになったんですよ、だから積み重ねって大切だし頑張ってくださいね。
そういうお調子こきの言葉に気を良くしたのか、その方は実は他の病気で総合病院に初めて行って、初診だからいろいろ書類に書き込んだりっていう手続きの最中に心筋梗塞で倒れたと。
倒れた場所がなんせ病院だったので運よく助かって、気がついたらICUの中でした。。。とけらけら笑う。
へ~え、、、なんて驚いていると、
「近頃は医療が発達しているから、死ぬ方が難しいんですよ」っておっしゃった。
あっ。 と思った。
なんだか普通の世間話してるんだけど、これってとても的を射た言葉だと思ったから。
それこそ私は19の時に親元を離れて、学校の休みに時々帰ったぐらいで、就職してからはお正月ぐらいしか実家にいなかったし、結婚してからも子供が幼稚園ぐらいまでしかマメに帰らなかった。
そのうち父が病に倒れ、母はトラブったまま痴呆症にかかってしまったので、よく考えてみれば、、、なるほどな~と思うような話をしていない。
老いた親が身近にいれば話さずとも見ているだけで学べたような人生の諸々や、老いの実態を自分の中に刻みこめるほどまでには至っていない。
良くしたもので、実の親とはあまり話してこなかったような『人間歳をとるとね・・・』から始まる老いの辛さや心細さ、哀しみ、めいたことを・・・向こうも他人だから気安く言葉にしてくれる。
私はそういう言葉を聞くと、これから先の自分の為に覚えておこう、とか心して過そう、なんて思えるわけで、自分より若い人には今までの経験から得たものを伝えることはできても、これから先の事は自分より年上の人の話から教えてもらう以外なく、ジムに通いながら、体だけでなく自分の心もケアできていることがとてもラッキーだと知る。
先のOさんともども、大切な先輩。
改めて名を名乗り合うほど親しくなりたいと思うわけでもないので、お互い、顔見知りで挨拶ぐらいはするけれど、一緒にひとつのレーンを歩きながら、なんとなくお喋りしたり、しなかったりというようなことがある。
その人も、何度か顔は合わせているけれど、名前も知らない。
ただ、、、これは後から分かったことだけど、ご主人も亡くなり子供さん達とも離れて生活しているから、普段、会話に乏しいのか、別段聞きもしないのに自分の話をしてきた。
79歳。 いやぁ。。。そうは見えない。 スッピンのお顔の目じりには小じわがあるものの、シミもそばかすもなくて艶々のお肌。
わぁ~綺麗なお肌してらっしゃるし、とてもそのお歳には見えませんね~。。。
ご主人を亡くされて以降ずいぶんと体重が増えたんだって。で、膝だか股関節に負担がかかるのでプールで歩くといいっていうのをテレビでみて、、近くだから通いましょうって、通い始めたんですよ!と言う。
ああ、それは良いことですね。 他の曜日にもとても太って足腰悪くして(浮力のかかる)プール内ではなんとか歩けても、プールを上がると自力で歩けないからスタッフさん呼んで肩貸してもらってやっとやっとっていう人が続けているうちにスタッフさんがいなくても歩けるようになったんですよ、だから積み重ねって大切だし頑張ってくださいね。
そういうお調子こきの言葉に気を良くしたのか、その方は実は他の病気で総合病院に初めて行って、初診だからいろいろ書類に書き込んだりっていう手続きの最中に心筋梗塞で倒れたと。
倒れた場所がなんせ病院だったので運よく助かって、気がついたらICUの中でした。。。とけらけら笑う。
へ~え、、、なんて驚いていると、
「近頃は医療が発達しているから、死ぬ方が難しいんですよ」っておっしゃった。
あっ。 と思った。
なんだか普通の世間話してるんだけど、これってとても的を射た言葉だと思ったから。
それこそ私は19の時に親元を離れて、学校の休みに時々帰ったぐらいで、就職してからはお正月ぐらいしか実家にいなかったし、結婚してからも子供が幼稚園ぐらいまでしかマメに帰らなかった。
そのうち父が病に倒れ、母はトラブったまま痴呆症にかかってしまったので、よく考えてみれば、、、なるほどな~と思うような話をしていない。
老いた親が身近にいれば話さずとも見ているだけで学べたような人生の諸々や、老いの実態を自分の中に刻みこめるほどまでには至っていない。
良くしたもので、実の親とはあまり話してこなかったような『人間歳をとるとね・・・』から始まる老いの辛さや心細さ、哀しみ、めいたことを・・・向こうも他人だから気安く言葉にしてくれる。
私はそういう言葉を聞くと、これから先の自分の為に覚えておこう、とか心して過そう、なんて思えるわけで、自分より若い人には今までの経験から得たものを伝えることはできても、これから先の事は自分より年上の人の話から教えてもらう以外なく、ジムに通いながら、体だけでなく自分の心もケアできていることがとてもラッキーだと知る。
先のOさんともども、大切な先輩。
(  ̄ー ̄)ノ◇◇◇◇ ◇ザブトン5枚
顔隠して尻隠さず?
この方も、倒れたのが一人暮らしの家の中だったらどうなっていたかも分かりません。
運命の境目ってどこにあるのかしらね。
今、話題になってるshall we・・・のメンバーの映画、観てみたいです。
http://www.eslite.com/product.aspx?pgid=1001110931850349
一人の老後っ言葉に惹かれて、いつの日か私は一人でこの世に生きていたらどうするのはいいでしょうかって考えました。でも、今考えてなんか早すぎるんではないでしょうか。こんな長年の生きの福があるかどうかまだわからいんです。ちょっと読んだ後、詳しい対応がしっかり書かれてあります。
明日の事なんて誰にも分からないけれど、やっぱり
おひとり様の老後、は貴女にはまだまだ早いと思うわ(笑)
老後を一人で暮らすにはいろいろなテクニックが要るとおもいますが、まず大前提に健康でなきゃね。
私は、老後関係の本で、一番なるほど~と思ったのは
曽野綾子さんの『戒老録』です。
http://www.amazon.co.jp/%E5%AE%8C%E6%9C%AC-%E6%88%92%E8%80%81%E9%8C%B2%E2%80%95%E8%87%AA%E3%82%89%E3%81%AE%E6%95%91%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB-%E3%83%8E%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%88-%E6%9B%BD%E9%87%8E-%E7%B6%BE%E5%AD%90/dp/439631129X
確かに、父が亡くなって十数年をひとりで暮らしていたんですから、私たちには計り知れないことがあったんでしょうね?!
病気ひとつとっても、やっぱり運不運がついて回るような気がします。