エメラルドの瑕疵

旧 『楽母の人見知り日記』です。 毎日更新しています。気候の良い時期は地元(京都)の寺社散策に励みます。

終電の神様

2018-09-24 07:30:03 | 
阿川大樹 著  実業之日本社文庫  2018年5月30日 26刷


ものすごく好きなジャンル。
7編の短編小説。

終電の列車が人身事故や他の要因で、線路上で長い間停車したり運転見合わせをする。
そういう停車中の列車を舞台に物語は紡がれる。

私の利用するJRも、しょっちゅう運行が乱れる。
架線の点検や動物が線路内に侵入したのもあれば、やっぱり一番多いのが人身事故。

この小説も人身事故で動かないというのがほとんど。

それにまつわる乗り合わせた人の個々の状況や、思い出。

泣ける。 すごく泣けるのにただただ悲しいとか辛いのではなくて、そこに温かいものや希望すら感じさせる。

本に挟まっている栞も、終電の神様というだけに、終電神社のおみくじになっていて楽しめる。
わたしのは24番スーパー大吉だったけど(笑) 本によって違うのかなぁ??

読後感がとても良い作品、お勧め。  

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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こんにちは (ゆっきー)
2018-09-24 13:06:12
おみくじね、やっぱり大吉(笑)しかもスーパーだなんてね。
先日、神戸へ行った帰りも動物と接触とかでJRの下り線が遅延していました。上り線の我々は影響なくてほっとしました(笑)
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こんにちは (楽母)
2018-09-24 14:51:13
ゆっきーさん
私鉄はそれほどでもないのに、JRは遅延が多いですよねー。 ライブなんかで出かけなきゃならない時は、JR以外の移動方法もいくつか頭に入れてそなえなきゃなりません。
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