エメラルドの瑕疵

旧 『楽母の人見知り日記』です。 毎日更新しています。気候の良い時期は地元(京都)の寺社散策に励みます。

侍タイムスリッパ―

2024-11-06 07:57:01 | 映画
やっと観に行けたわ。今年、暑すぎて映画館に避暑しようと思っても、映画館に行くまでの道中が遠すぎた(笑)

少ない予算でわずかな上映館からじわじわ人気を博して全国の映画館へと広がっていったあたりは『カメラを止めるな』と同じだね。

エンドロールの一番最初に、福本清三さんへの献辞が出てきた。
いかにも、斬られ役専門の福本さんを彷彿とさせる斬られ役専門の俳優さんたち。
斬られてばたっと倒れずに、のけぞってオーバーに倒れたり、ものすごい顔をしてみたり。
『太秦ライムライト』も思い出しました。

幕末の会津藩士が密命を受けて長州藩士と闘うさなか、落雷で現代にタイムスリップしてしまう。
またそれが、現代のどこでも良さそうなものを、わざわざ?? 東映太秦みたいな時代劇中心の映画撮影セットの所に行ってしまう。
気が付いたら、ぱっと見では自分の住んでいた時代のようなので、最初は混乱するけどね(笑)

ある時、自分は140年ほどの時空を超えてしまったことに気づいて絶望するが、そのまま時代劇の斬られ役俳優として生きる道をすすむ。

今、時代劇ってテレビでもほとんどなくて衰退してるけれど、作中でもそうで、でも、なんとか時代劇を盛り立てて時代劇の火を消してはならない、という台詞もあったりで、ここの思いは、エミー賞をとった真田広之さんの言葉とも重なるんじゃないかな。

カメ止、福本さん、真田さん、なんだかいろんな思いが交錯しました。 面白かったです。




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