天邪鬼の輩 愁堂 れな 富士見L文庫 平成27年 10月20日
桟敷童の誕 佐々木禎子 富士見L文庫 〃
京極夏彦が『面白ければ何でもアリなんです』と公認した(笑) 本です。
京極夏彦の、『姑獲鳥の夏』から始まる中禅寺秋彦を中心とし、その周りに一高時代からの友人、関口巽、榎木津礼二郎らが活躍する≪京極堂≫シリーズ。
そのシリーズを、シリーズを踏まえたうえで著者本人ではなく、別の作家が書いてしまうという(笑) なんとも大胆な試みの本たちで、今後もひと月1冊の割合で出版されるとか。
しかも、富士見L文庫ながら、薔薇十字叢書、なんて文字もおどる京極堂シリーズの愛読者としては「やってくれるよね?」という小説(笑)
それがまた、意外に面白いわけ。
天邪鬼・・・の方では小説になっていない、京極堂、関口、エノさんらが、一高時代に起こった事件の解決にあたる設定で、彼らの若き日の出会いを書いている。
このあたりはまだ、3人とも若いし(笑) おのおのの性格も京極夏彦の手によるものよりマイルド(笑)
桟敷童・・・・どうでもいいけれど、さじきわらしを最初、座敷わらしと空目した・・・・は、すでに古本屋京極堂を構えた中禅寺、売れない作家になった関口、薔薇十字探偵事務所を開いた榎木津の時代へと飛ぶ。
本家の京極夏彦が書く、くどいまでに長台詞の中禅寺の蘊蓄・博学?を混ぜた言葉よりかは幾分理解しやすくなっているけれど、これもまたよく出来ていると思う。
京極夏彦にはいろいろなシリーズがあるけれど、私はやっぱりベースに妖怪、百鬼夜行のあるこの京極堂のシリーズが一番好きだから、オマージュなのかリスペクトなのか、そのあたりの横文字の正確な意味は分からないけれど、こういう面白い試みは読み手として楽しいし、多分、続々刊行されるのを手に取りながら、やっぱり京極夏彦はすご~い!!と改めて感じるんだと思う(笑)
楽しみ、楽しみ。
この薔薇十字叢書を知らせてくれたみぃさんに感謝♪
桟敷童の誕 佐々木禎子 富士見L文庫 〃
京極夏彦が『面白ければ何でもアリなんです』と公認した(笑) 本です。
京極夏彦の、『姑獲鳥の夏』から始まる中禅寺秋彦を中心とし、その周りに一高時代からの友人、関口巽、榎木津礼二郎らが活躍する≪京極堂≫シリーズ。
そのシリーズを、シリーズを踏まえたうえで著者本人ではなく、別の作家が書いてしまうという(笑) なんとも大胆な試みの本たちで、今後もひと月1冊の割合で出版されるとか。
しかも、富士見L文庫ながら、薔薇十字叢書、なんて文字もおどる京極堂シリーズの愛読者としては「やってくれるよね?」という小説(笑)
それがまた、意外に面白いわけ。
天邪鬼・・・の方では小説になっていない、京極堂、関口、エノさんらが、一高時代に起こった事件の解決にあたる設定で、彼らの若き日の出会いを書いている。
このあたりはまだ、3人とも若いし(笑) おのおのの性格も京極夏彦の手によるものよりマイルド(笑)
桟敷童・・・・どうでもいいけれど、さじきわらしを最初、座敷わらしと空目した・・・・は、すでに古本屋京極堂を構えた中禅寺、売れない作家になった関口、薔薇十字探偵事務所を開いた榎木津の時代へと飛ぶ。
本家の京極夏彦が書く、くどいまでに長台詞の中禅寺の蘊蓄・博学?を混ぜた言葉よりかは幾分理解しやすくなっているけれど、これもまたよく出来ていると思う。
京極夏彦にはいろいろなシリーズがあるけれど、私はやっぱりベースに妖怪、百鬼夜行のあるこの京極堂のシリーズが一番好きだから、オマージュなのかリスペクトなのか、そのあたりの横文字の正確な意味は分からないけれど、こういう面白い試みは読み手として楽しいし、多分、続々刊行されるのを手に取りながら、やっぱり京極夏彦はすご~い!!と改めて感じるんだと思う(笑)
楽しみ、楽しみ。
この薔薇十字叢書を知らせてくれたみぃさんに感謝♪
京極堂のシリーズを読んでいたらそれなりに楽しめると思うよ。 本家より全体にトーンは明るい(笑)