コード・ブルー２nd season 6話

昨夜のテーマは『隠し事』なんだろうと思う。
・・・多分、HPで粗筋が発表されるけど、これはあくまで私の見た中での毎週のテーマ探しだからね・・・

先だっての『嘘』同様、隠し事というのはしてはならない、というのが世間の相場？だけれど、実際、優しい嘘があるように、大切な人を守りたいが故の隠し事、というのも多いと思う。

まっ、下世話なことを言ってしまえば、時々身の上相談なんかにあるように、過去の過ちを夫に隠しているのが心苦しいので告白したほうがいいか？なんてのがそれの典型で、解答もこの手の問題になると、『貴女の十字架だと思ってひとりで背負って行きなさい』というのがほとんど。
知ったばかりに相手を苦しめるだろうから。　お荷物を下ろした自分はいいかもしれないけれど・・・。

今回は末期の肝臓癌患者の吐血から。
彼女は手の施しようがないほどに進行しているのだが自慢の・・・よく出来る息子が高校三年生で、受験にさし障るからと内緒にしている。
余命もあと２カ月ほどなので、ちゃんと息子さんに話をした方がいいという山Pら医師の言葉を振り切って、隠そうとする。

息子は、女手ひとつでスナックをやりながら自分を育ててくれた母を軽蔑しているように見える。　嘘つきで男にだらしない母。　あんな風になりたくないと必死で勉強して医者になって自分の人生を切り開こうとしている。　そして自分を守るために心を閉ざしている。

母親が自分の口から本当の事を言えないので、藍沢が真実を語ると、息子は「毎日一緒にいて（母親を）見てるんだよ、胃潰瘍かそうでないかぐらい分かってる」と。
でも、母親が自分の為にそういう下手くそな嘘をついて真実を隠そうとしているのなら騙されて、信じているふりをしてやるものまたそれはそれで思いやりだ、というような答えを言う。

そこで藍沢くんは、真実を知ろう、知ろうと祖母なり父親なりの口を開かせようと躍起になっていた自分の愚かさに気がつくという話。

そうなんだよ！と私も膝を打ったりして（笑）
なんでもかんでも真実を知ろうとするのが果たして良いのかどうか。
隠し事をするにはするだけの訳があり、それは大概の場合、大切な人や物を守ろうとするための手段。　無理にこじ開けて、相手も傷つく、自分も後悔するというそのリスクを背負いきれない、と思ったら開かずの扉と言うのも、それなりに意味があると。　今週は白石さんの父親にも隠し事が見つかったし、緋山さんも医療過誤に関わりそうで、ヘリの活躍なし（笑）