エメラルドの瑕疵

旧 『楽母の人見知り日記』です。 毎日更新しています。気候の良い時期は地元(京都)の寺社散策に励みます。

妖琦庵夜話 顔のない鵺

2020-04-05 16:33:27 | 
榎田 ユウリ 著  角川ホラー文庫  令和2年 3月25日 初版

シリーズ8作目です。

ご遺体解剖の『鬼籍通覧』だの、この妖人(妖怪のDNAをもつ人間)だの、ちょっと危ないものが好きな楽母です(笑)
いやー、これもなんというか、気味悪いものなんですが登場人物が魅力的なのでシリーズ途中で止められない、後引き本です(笑)

妖怪のDNAをもつ妖人というのがいて、大概はうまく人間社会に溶け込んで問題なく生活しているのに、たまに、変なのが出てくる。
それは、100%人間だって同じで、時々、人を殺してみたかった・・・なんていう理由で無差別殺人を起こす人間だって出てくるのだから、妖人を特別だと思う必要はない。
いや、書いていてふと思ったのは、わけなく無差別殺人を起こしたり、去年でもとても問題になったあおり運転をするような奴ら!は、人間だと思っているけれど、ひょっとしたら妖人なのかも知れない。。。

などと。

出てくるのが、妖怪ベースなので京極夏彦さんのものにもかするし、するどい観察力を持っていて記憶力もあり、気難しく毒舌家の主人公は中禅寺秋彦にも共通する。

今作はなんというか、、、痛ましいな。
主人公 洗足伊織の関係者だけに。


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2 コメント

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大好き (バルちぁん)
2020-04-06 14:20:50
妖魔、妖怪、魔物・・・・

大好きですよ・・・

妖怪のDNAか、おいらにも入れてほしい!!
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こんばんは (楽母)
2020-04-06 18:32:48
バルちぁんさん
私も妖人なのかもしれない(笑)
だって、ほんとにこのジャンル好きなんですもん。
怖いくせに好き(笑)
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