白石かおる著 角川文庫 2012年9月25日初版
コンビニのレジ袋に入れた冷凍されていた“生首”を、まるでスイカのように持って歩き、渋谷ハチ公の銅像の脚の間に置いて、僕は朝の都心の駅に消える。
という何とも猟奇的な事件の発端。
生首を目立つ所に置いておく、というので嫌でも数年前に世間を騒がせたサカキバラ・・・を思い出すけれど、文体は淡々と乾いている。
著者と同じ名前の主人公は大手の商社勤務の有能な社員。
その彼が生首を目立つ所に晒し、首なし遺体は自宅の大型冷凍庫に保存している。
職場ではあくまでも普通に、バリバリと意見をいい、行動力もある僕と、家に戻ってから大型冷凍庫に保存している首なし遺体に語りかけるギャップが大きすぎて読み進みたいのに、もろ気色悪い、、、という思いもあって途中までは葛藤した。
しかも、東京が大地震に襲われて停電になったり、電気の供給が不安定になったり、暴徒化した一般人の様子も描かれるに至っては、あの大型冷凍庫に眠る“彼女”はどうなるのか? ってところに興味が行くし。
なぜ、この主人公の“かおるちゃん”がそのような行動にはしったか、というのが明らかになるあたりから、物語は一転する。
ディナーの後で謎解きが済めば(笑) そこここに散りばめられたヒントがピタ~ッと一致して、ああ、なるほどね~とジグソーパズルの完成を見るわけだけど、そこに至るまでの流血シーンや暴力沙汰もかおるちゃんの言葉で語られるとなんだかとっても軽~いんだよね。
かおるちゃん以外の登場人物も非常に魅力的で(笑) 遺体から首を切り落とす、という血なまぐさくむごたらしい事件も、終わってみれば何事もなかったかのように、普段通りの日常が戻ってくる。
前半で感じていたグロさが、読み終える頃にはすっかり無くなってるんだよね。
グロい所を我慢して読み進めば、なかなかに面白かった1冊。
コンビニのレジ袋に入れた冷凍されていた“生首”を、まるでスイカのように持って歩き、渋谷ハチ公の銅像の脚の間に置いて、僕は朝の都心の駅に消える。
という何とも猟奇的な事件の発端。
生首を目立つ所に置いておく、というので嫌でも数年前に世間を騒がせたサカキバラ・・・を思い出すけれど、文体は淡々と乾いている。
著者と同じ名前の主人公は大手の商社勤務の有能な社員。
その彼が生首を目立つ所に晒し、首なし遺体は自宅の大型冷凍庫に保存している。
職場ではあくまでも普通に、バリバリと意見をいい、行動力もある僕と、家に戻ってから大型冷凍庫に保存している首なし遺体に語りかけるギャップが大きすぎて読み進みたいのに、もろ気色悪い、、、という思いもあって途中までは葛藤した。
しかも、東京が大地震に襲われて停電になったり、電気の供給が不安定になったり、暴徒化した一般人の様子も描かれるに至っては、あの大型冷凍庫に眠る“彼女”はどうなるのか? ってところに興味が行くし。
なぜ、この主人公の“かおるちゃん”がそのような行動にはしったか、というのが明らかになるあたりから、物語は一転する。
ディナーの後で謎解きが済めば(笑) そこここに散りばめられたヒントがピタ~ッと一致して、ああ、なるほどね~とジグソーパズルの完成を見るわけだけど、そこに至るまでの流血シーンや暴力沙汰もかおるちゃんの言葉で語られるとなんだかとっても軽~いんだよね。
かおるちゃん以外の登場人物も非常に魅力的で(笑) 遺体から首を切り落とす、という血なまぐさくむごたらしい事件も、終わってみれば何事もなかったかのように、普段通りの日常が戻ってくる。
前半で感じていたグロさが、読み終える頃にはすっかり無くなってるんだよね。
グロい所を我慢して読み進めば、なかなかに面白かった1冊。
ポン姉やん コペンええやん 殿様の運転で、助手席には、
コッペパン??
が 乗ってる???!
なんやったら 草津 栗東の下半身コースが、おすすめです。
コペン、って初めて知ったけどかっこいいやん♪
朝、コメント見た時から、「コパン」ばっかり思い出してた(笑)
ベンツから殿&姫がおりてくると迫力ありすぎたし(笑)
コペンのほうが可愛いやん。
うん。面白かったよ。 これはお勧め。