
観てきました。
名前ぐらいしか知らない詩人の物語です。
ヴェルレーヌは『秋の日のヰ゛オロンのためいきの・・・』というのが想い出されるだけだし、ランボーにいたっては、S.スタローンの映画が浮かぶ(笑)
もうね、ざっくり語っちゃえば、アル中でDV男で、優柔不断で男色家(彼には奥さんもいたのでバイ。だな)のヴェルレーヌと、自分の才能を過信して傲慢になっている美男子ランボーの愛憎物語ってやつですね。
ちょっと乱暴(笑)すぎたかもしれないけれど。
蜷川さんの演出だし、多分、難しいというか・・・高尚なんだろうな~と思っていた通り、前半退屈でした。
お昼を食べたあとというのもあって、私、舟漕いでた。 自分の頭がガクっとなるので目が覚めたもの。
まぁ、狙いは『生』岡田将生くんで、彼を見たいというのがチケットを取った一番の理由。
生瀬さんが舞台人でうまい、というのは分かりきってるし、初舞台の岡田くんがどれほどの演技をするか?っていうのが興味深いところでした。
初舞台といっても、やっぱりもともとが役者だし、しかもテレビより映画に多く出ているだけあってか、上手。
あの、悪魔みたいな、、、綺麗な顔立ちだからゆえに、余計に凄味のある悪さぶりがお似合い(笑)
それにしても、ヴェルレーヌの、、、ああ、もうひとつ思い出したんだけど、秋の日の・・・と同じぐらい最初だけしか覚えていない『巷に雨の降るごとく・・・』とかって、抒情的な詩をのこした彼の、、、どうしようもない性格。
舞台を見て分かったんだけど、女々しいわ、彼。
詩のイメージぶち壊しだわ(笑)
生瀬さんが、ネットで見かける本物のヴェルレーヌそっくりになって出てくるのね。
だから、見かけは全然良くないんだけど、声が素敵。 セクシーです。
きっとほんの短い時間舟を漕いでしまったのは、あの生瀬さんの声が良すぎたから(笑)
しかも、舞台上は割に暗いシーンが多くて、燭台にともされた蝋燭で明かりを取っている、というような場面だったから寝るよね~。
舞台上ではセット転換が多くて、それがまた暗いな~と感じさせる一因でもあったと思う。
なんせ先週、二日続けて早乙女太一の大衆演劇みたばっかりだから、作り込んでお金のかかった昨日の舞台と違いが明らか(笑)
やっぱり商業演劇の、あまりに難しいのは私のガラじゃないなぁ。
とはいえ、今いちばん綺麗だと思っている岡田将生くんが観られただけで私は満足

今日も寒いですね。
楽母さん、いい趣味をお持ちですね。
私は演劇、歌舞伎、能なども行ってみたいのですが、なかなか足が出ずにいます。
来年は定年退職後3年目になりますので、何かにチャレンジしようと思います。
難しいのは苦手です。単純に笑えるのが最近は好きです
いい趣味なのかどうか、とりあえず、オトコマエは好きです(笑) 演劇も、このブログを始めてから知り合った人に最初はくっついて連れて行ってもらうような感じでした。
大阪の劇場の場所も分からなかったぐらいです。
それを誘ってもらって、気長に何度も道順を教えてもらって、やっと自分ひとりでも出かけられるようになりました。
今日の私があるのは、そういう人たちのおかげです。
歌舞伎も別の友人から誘われているのですが、まだちょっと敷居が高いというか、古典芸能がよく分からなかったりします。
大丈夫です。 岡田くんの出てる時はしっかり起きてました(笑) 足首くらいまでのズボンをはいて、綺麗な空色の靴下が見えるんですよ。 髪は金髪に染めていたけれど、あのくるんくるんカールしたのは地毛でしょうね。 煙草を吸うシーンが多くて、喉に悪くないかな~って思ってました。 岡田くん、生瀬さんともに、長~い台詞を滔々と語るシーンがあって、ああ、大変だなって。 一か所、生瀬さんがアドリブ入れたようなシーンがありました。 岡田くん、ちょっと笑いかけてました。
生瀬さんは、今ドラマで堪能してます!
これ、岡田くんの初舞台というんで話題になってるけれど、やっぱり生瀬さんの舞台でしょうね。
舞台は場面場面のセット転換が多くてしょっちゅう暗転してる感じでした。
そして、舞台サイドに、連ドラでいうところのナレーションが掲示されるんですよ。
いついつ、あれから何年後、どこそこの酒場で・・・っていうように。 ストーリーに無理はないものの、変化に乏しいっていうか、最初から最後までヴェルレーヌの女々しさだけが延々と続く、、、って感じでした。