クロワッサン プレミアム

雑誌の『クロワッサン』が創刊されたのは、私が就職した年ではなかったかな？
調べてないので曖昧ですが。　間違ってるかもしれないけれど、とにかく創刊号から手に入れた憶えはあります。

後に『クロワッサン症候群』なんていう言葉ができたくらい、お洒落で新しくて、その世代をリードするものだったけれど。

それが、結婚して子供育ててる間に、あのお洒落感とどんどん自分が離れていって、なんとなく場違いな雑誌になっていた。

今・・・高齢化社会に入ったせいか、やたらと中高年向けの雑誌も増えてるでしょ？
40代のころは『my40's』なんて読んでた。50過ぎても読んでたけど・・・厚かましい？なんて思ってて。
でも、『いきいき』とか『ゆうゆう』って、なんかだっさいの。
愛読してる人がいたら申し訳ないんだけど。

そんな時にこの『クロワッサン・プレミアム』が創刊されて。（ターゲット50歳以上）
ほら、ちょうどクロワッサンを手に取ったわれわれ世代が50代になったのに合わせるかのようなタイミングで。
もいちど申し訳ないけどいきいきやゆうゆうに比べて、やっぱり垢抜けしててお洒落に感じた。

例えば、雑誌に求めるものは私の場合だと二通り。とても現実的に献立や節約や掃除なんかを特集するものと、あと一つは少しばかりの贅沢感。
同じ家庭のことを特集してても・・・そしてそれが我が家のようなビンボーサラリーマン家庭には無理があるとしても・・・夢を見たり、知識として知っててもいいんじゃない？的「世間にはお金持ちもいるのね～」みたいな贅沢・・・違うなぁ、リッチ感、だな。

この雑誌は完全に後者のリッチ感を全面に出しているように思う。
だから、例えばファッションのとこみたら、びっくりするような値段のものが普通に紹介されていたりする。
カシミアのコート87万、なんてみた時には「誰が着るねん、こんなもん」と即座に突っ込んだりもしたけれど。
これはまだ創刊したばかりなので、いつ何時、方向が変わるか、ちょっと興味があります。　リッチ感だけでどこまでおしていけるものやら。
そのうち、私のような購買層に合わせて、どことなく庶民向け雑誌にかわるのか。
月刊誌なので、しばらく様子を伺いながらまんまと50代ターゲットになろうかな、と
思っている楽母でございます。