悪臭問題 顛末記

去年、さんざんぼやいた近所にできた悪臭垂れ流しの店の最後の仕上げを書いていなかったので、これで締めくくろうと思ってます。

住民との話し合いの席で、とにかく大変迷惑をかけたことだし、資金繰りのめどがつけばすぐにでも引っ越すし、引っ越しまでの間は営業するものの、匂いの出る油でブツを揚げる作業はしない、との回答を得てました。

で、早ければ去年の11月中、遅くとも年内いっぱい、という話。
ちょっとねこれが遅れていました。
というのも、もともとの店の若い社長というのが、国庫あたりから限度額いっぱいの融資を受けていたそうで、引っ越しや新たな物件を買う費用が出なかったからです。
で、どうしたかと言えば、店とこの工場？？なる物を切り離して工場で商品を作っていた工場長をこの店のオーナーに格上げして、オーナー名義で融資を受けようという算段だったようです。

ところが、ここで工場を開いてからでもそんなに長いわけでもなく、営業実態のきちんとした実績がないわけです。　なので引っ越ししたくとも出来ない、という日が続いていました。

私たち住民はあの匂いさえ出さなければ、別に何が何でも移転して！などと迫るつもりはありません。　今のようにブツ？を綺麗にしたうえで冷凍なのか何なのか、生の状態で出荷する作業をしている分には一向に構わないのです。

が、やっぱりそれだと収益が悪いんでしょうかね。　引っ越したいようです。
ひょっとしたら、住民パワーに恐れをなしたのかもしれません。　それほどまでにあの集団交渉の時のみんなは殺気だってましたから。

あの交渉時以来、昼には店に近づかず夜に電気がともってました。
油まみれの靴で歩いていたので、付近の道路にもべたべたと跡が残っていたんですよ。　それもね、せめて外と内とで靴を履きかえるなりして、公共の道路を汚さないぐらいの配慮を、なんて要望も出たせいか、夜、ウォーキングに出て店の前を通りかかると、入り口にちんまり（笑）スニーカーが脱いであったり。　彼らなりの誠意だったと思っていました。

無事に融資が受けられたのか、どこかでお金を調達してきたのか詳しい事は分かりませんが、３月いっぱいで完全に引っ越しされるという事です。　やれやれ（笑）

匂いの問題は騒音被害より長引いて大変だ、と相談した弁護士さんにも言われてましたが、おかげさまで案外早く解決し、われらの８か月戦争は終結いたしました。

去年、ぼやき倒していたころ、たくさんの励ましや応援の言葉を頂いていたことに、改めて感謝しお礼を申し上げます。
ありがとうございました。