エメラルドの瑕疵

旧 『楽母の人見知り日記』です。 毎日更新しています。気候の良い時期は地元(京都)の寺社散策に励みます。

わたしの容れもの

2018-05-16 07:53:36 | 
角田光代 著  幻冬舎文庫  平成30年4月10日 初版

この著者もそうらしいが、私も同時進行であっちこちに本を置いては読み進むほうなので、先日アップした群ようこさんの『衣いろいろ』とごっちゃになってどっちがどっち?という部分が無きにしも非ず(笑)

というのも、角田さんのほうが群さんよりひとまわりほど若いとはいえ・・・世間的には、どっちもおばちゃんゾーンで(笑) 群さんが年齢に伴う気持ちや体型の変化で似合う洋服が変わってきた、、と書けば、角田さんもやっぱり年齢による様々な変化を書いていて、じっくり読むタイプではない私がごっちゃになるのも無理はない(笑)

いやいや、開き直ってどうする。。

この本も、おっしゃる通り!と膝を打った箇所がある。
読書体力についてのくだり。
それこそ読書が習慣になっているから、どこでも読む。 あっちでもこっちでも同時進行で何冊も読む。

でも、読むのがとても遅くなった、と。
それ、私もまったく同じなの。 すごく面白いと思っているのに文庫本ですら1冊読み終えるまでにものすごい時間がかかるようになってきた。
つまりは読書体力の低下、という話。

このエッセイもあとがきを含めても200ページ足らず。
以前の私なら多分、半日もあれば・・・理解や共感が出来たかはともかく・・・読み終えていたはず。
それが何日かかってるねん!って感じ。

それと、これはみなさんもきっと頷くと思うけれど、身体と精神が同じスピードで老けない、ということ。
精神面はいつまでも若い時そのままで、勿論、年齢を重ねた分の経験や知識は積み重なってもいるだろうけれど、身体は正直に老ける一方(笑)
気持ちは若いのに、実際どうかっていうと、わたしの容れものは、しみもしわも白髪もでてくるし、階段の2段飛ばしなんて恐ろしくてできなくなるし。
もっと高齢の人をみると、歩幅も狭まってスタスタ歩けもしない。
乗り物で吊革につかまった手をみて、若い娘さんのそれとのあまりの違いに引っ込めたくもなったり。

まぁ、私は無駄な抵抗をしないけれど、群さんのように若く見られたいわけでなく、年相応の小綺麗さを保ちつつ、あんまり一気に老いの坂を転げ落ちて行かないようにしなくちゃね、と思う(だけ)わたしというものの容れものと、容れもののもう一つ外側の衣類を見直すきっかけ本。

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2 コメント

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わかります (ポンチ姫)
2018-05-17 15:12:25
わかんなーいって、言いたいけど、言えてるだけにね、胸の位置が、変化してて、腰回りもね、魅力ある婆アになるには、どうすべかねと、衰える全てに、抗っています。
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こんばんは (楽母)
2018-05-17 20:46:47
ポンチちゃん
わたし、いくつになってもジーンズの似合う人でいたかったのに、ちょい最近はだめかもーって思うようになってきた 特にスリムタイプね(笑)
だぼ~っとしたデザインの方が似合うようになってきたよ。 体重はここ何年も変わってないと思うけれど、問題は体型だね。 位置がすこしずつ違ってる(笑)
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