めがね

ども！　鼻が低いので眼鏡がずり落ちてきて・・・頬骨あたりで止まる楽母です(笑)。
なのに、コンタクトレンズは怖いです。　今日は赤いフレームのめがね、かけてます。

映画、行ってきましたわ。
前年の『かもめ食堂』のメンバーや監督の作品という事で。

『かもめ食堂』・・・私の中では去年観た映画の中では上位1～2位を争う名画なんですよ。　小林聡美・もたいまさこ・片桐はいり。
個性的な女優さんの集まりなのに、穏やかでゆったりとした時の流れと・・・美味しい食事。　フィンランドが舞台でしたっけ？　いい感じの街でした。

最初、タイトルだけみた時、北海道や東北の荒れた漁港、時化や吹雪、うらぶれたスナック・・・場末の食堂・・・高倉健と倍償千恵子・・・みたいなイメージもったものだけど、全然違って、ほんと好きになった映画でした。

そのキャストやスタッフさんの作品ですから、期待大。
ハリウッドのお金かけてドンパチやらかすのや、凝ったCG、　有名女優を使ったラブコメ、大好きですけど、こういう・・・するめチック？噛めば噛むほどいい味わい、みたいな邦画もすてたもんじゃないですね。

邦画って、なんかやくざ、任侠物って時代が長かったせいか好きになれなかったの。
ハリウッドの真似してもちゃちだったし。
でも、最近、すごく頑張ってハリウッドが逆にリメークするまでになってるでしょ？
ただ、なんてのかな？　これはそういう類の作品ではないんだけど、しみじみほっこりでした。

たそがれ感ていうのも柔らかくて素敵よ。
パキ～ンと強いのにはもう体が反応しないのかな。　曖昧でゆる～い行間・・・幕間の思いの透けている映画も癒されていいものです。

食べ物の好みが歳とともに変化するように、着るものが好みだけじゃ似合わなくなってくるように、だんだんと見聞きして心地よいものも変わってくるのですね。
こういうのは・・・受け入れて楽しい年輪。
心の疲れている人、優しい気持ちになりたい方にお勧めです。

たそがれ＝おみゃ～おじさんを連想した楽母ですが、さて、どのくらいの方が『おみゃ～おじさん』を知ったはることでしょう(爆×3？)