人間だもの

悪口を言わない、　愚痴は言わない、　陰日なたのない行動。　はい、そうするように教えられてきましたよね。

確かに、それはとても素晴らしい生き方だと思います。　でも、私は、そういう生き方を実践できている人を見ると、『尊敬』はできても、『信用』はできません。
信用できない・・というのが極端ならば・・・そういう人とは『友達』にはなれない、と思います。

結果的にですよ、そういう生き方が苦痛もなく、自然にできればたいしたものですけどね、　私は凡人ですもの。　愚痴も出ます、頭にくれば悪口機関銃ほどぶっぱなしもします。　陰日向なんて日常茶飯事です。　にこやかに挨拶した後で、舌だしたりする事も多いです。　見えないところでバカヤローなんて、つぶやきもします。

宗教家とか、そうそう、ノーベル平和賞もらったマザー・テレサですよ。　ガンジスのほとりでまさに死ぬためにここを訪れた体中に一杯できものなんかできてる病人を、その手で抱きしめたと聞きますけれど・・・一度も躊躇はなかったのでしょうか？　亡くなったダイアナ妃も、　エイズの患者さんともにこやかに握手したり、お茶飲んでたりしてましたよね。

言うまでもないと思いますが、別に病人さんや患者さんをどうこう言ってませんよ、断っておかなくちゃね。

でも・・彼女たちも、本当に、躊躇、後悔なくその場にいられたのでしょうか？
まずいな～と思ったことはなかったのでしょうか？

私はね、きっと表面上きちんとしますけどね、心の中では、どうしたらこの場からうまく逃げ出せるか・・・なんて計算しちゃうと思うんです。

私はそういう人間です。　でも、開き直るわけではないですけどね、別にそれが悪いとも思えないんですよ。『粗にして野なれど、卑にあらず』でしたか？　読んでませんけどね。　それほど卑しくもない、普通の人間だと思いますがどうでしょう？