みなさんこんにちは。
一つのバンカーを脱するに8打を要しました。
どうも、ゴルフが下手くそなはちです
寒くなりましたね。
住宅業界も寒々です。
国土交通省が公表する2022年度の住宅経済関連データから見ていきましょう。
国税庁「民間給与実態調査」によると、平均年収は、30~34歳男性は、1998年の497万円から、2020年の458万円と7.8%減少、35~39歳男性は、1998年の578万円から、2020年の518万円と10.4%減少しています。
賃金は上がらない中で建築費の平均㎡単価は同期間で138%、約4割もアップしています。
それに伴い平均延床も0.94倍と縮小傾向。
住宅購入へのハードルは高くなり、商談の長期化、あるいは、購入を先送りする、断念するといった判断をせざるを得ないケースが増えてきています。
特に持ち家(注文住宅)市場の冷え込みが深刻化しています。
令和5年9月の建築着工統計調査によると、新設住宅着工戸数は前年同月比6.8%減の6万8941戸、持ち家は同12.3%減の1万9527戸、22か月連続の減少となりました。
新設住宅着工戸数は賃貸住宅なども含まれているもので、当社の事業は後記の持ち家、の方です。
減っているという実感はあったのですが、全国レベルでこの数字はかなり厳しいものを感じます。
さらに恐ろしい現実は…
2022年の数字なんですよね
今年の方が圧倒的に悪くなっている印象があるので住宅価格に関してはもっと衝撃的な数字が今後出てくることが予想されます。
いくらか円高方向に動いたニュースなどもありますが、それでも140円台と安値を維持し、インボイスや最低賃金の上昇などまだまだ値上がりする要素の方が多いように見受けられます。
最低賃金は上がっているのに平均賃金が下がるって…
さらに、来年度からは住宅ローン控除や住宅ローン金利の優遇、各種補助金などの要件に省エネ基準が設けられます。
質の高い住宅は価格も上がりますのでいっそうの平均建築費の上昇は確実です。
全国の中小工務店はここ数年は正念場になりそうです。
普通の家を建てているだけの会社では淘汰されてしまうでしょうね。
何年も前から書いてきたことですが、いよいよその時代に突入したように感じます。