= 東金女児殺害事件の謎を追う = 三宅勝久・著(同時代社)
千葉県東金市の女児殺害事件の犯人・勝木諒氏は冤罪です!
2008年9月21日に千葉県東金市で発生した女児殺人事件。
2008年12月5日、勝木諒氏を殺人と死体遺棄の罪で逮捕。
被疑者は軽度の知的障害を抱えているため、
捜査機関側としては事件の供述に関しては明白な供述が得られにくいこと、
弁護側としては捜査機関の取り調べについて誘導性が高いことが、
= 東金女児殺害事件の謎を追う = 三宅勝久・著(同時代社)
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==2023年10月27日 朝日新聞==
1966年に静岡県で一家4人を殺害したとして死刑が確定した
検察側と弁護側の双方が行った冒頭陳述の要旨は以下の通り。
■検察側
被告が、深夜にみそ製造会社の専務宅に金品目的で侵入し、
専務、妻、次女、長男を相次いでくり小刀で突き刺し、
犯行の隠蔽のため混合油をまいて火をつけて4人を殺害し、
会社のみそ工場の従業員寮に住んでいた被告が
1点目は、犯人がみそ工場関係者だと強く推認される上、
みそ工場の従業員に支給されていた雨がっぱのポケットから、
犯行には混合油が使われたが、
犯人が工場関係者であり、事件当夜に工場に出入りし、
相部屋の従業員が外泊し、
事件から1年2カ月経った67年8月31日、
ネズミ色スポーツシャツ、白半袖シャツ、鉄紺色ズボン、
警察の捜査の結果、
②緑色パンツの製造時期や、
鉄紺色ズボンが小売店に納品された時期から、
③被告の母が事件前に地元の店で緑色のパンツを買っているが、
④被告の実家から鉄紺色ズボンの端切れが発見された――
さらに、白半袖シャツの右袖に2カ所の穴があり、
被告が衣類をみそに隠そうと考えることは自然な発想で、
衣類の血痕には赤みが残っていた。弁護側は、
衣類はタンクから発見される直前にみその中に入れられたと主張する。
3点目は、被告が犯人であることを裏付けるその他の事情が存在することだ。
被告は事件直後、
被害者をくり小刀で突き刺すなどした際に小刀で負った傷であると考えられる。
また、被告が事件直後に着ていたパジャマから他人の血液型の血や、
犯行後にパジャマに着替えた時などに付着したと考えられる。
こうした事情が犯人性を推認させる程度には強弱がある。
しかし、被告が犯人でなければ、
■弁護側
この裁判は袴田巌さんの再審公判だが、法廷に袴田さんの姿はない。
無実の罪で死刑判決を受けたことで精神を病み、
袴田さんの人生を奪った責任は、
無実を示す証拠を隠蔽した検察にあり、
再審の形式的な被告は袴田さんだが、
確定判決では、深夜1時過ぎに袴田さんが1人で被害者宅に侵入し、
いま検証すると、これは実際に起きた事件とは全く違う。
検察官の想定している犯行、犯人像はまったく事実と違う。
被害者宅は両隣とほとんど接して建ち、
犯人1人で4人を殺害したなら、悲鳴が長時間続いたはずだが、
被害者は声も上げられない状況で殺害された。1人では不可能だ。
被害者らの着衣には、ワイシャツや腕時計、
また、家は物色された跡がなく、
事件は怨恨による殺人で、犯人は複数だ。
従業員が誘い合って雇用主の家族を殺す理由はなく、
警察は当初から証拠を捏造し、
逮捕後は異常な長時間の取り調べで自白させ、
それでも、自白を確実に裏付ける証拠を捏造できなかった
もっと大がかりな証拠捏造を行った。これが事件から1年2カ月後、
捜査機関は5点の衣類の鮮明なカラー写真などの重要な証拠を隠した。
しかし再審請求審で、5点の衣類についた血痕の色などによって
静岡地裁でも東京高裁でも、捏造の可能性が高いと
警察、検察が事件の真相をゆがめ、
捜査の初めから、真相の解明も、
事件の中心の証拠は5点の衣類だ。
そして東京高裁は、
検察官はもう一度、事件全体を虚心で振り返るべきだ。
袴田さんの有罪立証は不可能で、
速やかに袴田さんを無罪にし、
これが公益の代表者とされる検察官の職責だ。
袴田さんを一日でも早く無罪にすることがこの裁判の目的で、
2023年3月13日 東京高裁が袴田事件の再審開始を認めました。
57年間死刑囚のままの袴田巌さん(87歳)の再審開始です。
袴田事件とは、1966年6月30日に起こった事件です。
1966年6月30日午前2時、
静岡県清水市の味噌製造会社専務宅が全焼するという火事が発生しました。
焼け跡からは、専務(41)の他、妻(38)、次女(17)、長男(14)の
4人が刃物でめった刺しにされた死体が発見されました。
逮捕され死刑判決を受けた袴田巌さん(87歳)の再審が57年ぶりに行われます。
30歳で逮捕され57年間死刑囚のままの袴田巌さん(87歳)の再審開始です。
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袴田事件をデッチあげた刑事・検事・裁判官。
袴田事件・・週刊現代に実名が載っていたそうです。
袴田巌さんの罪をデッチあげた刑事・検事・裁判官。
週刊現代 2014年4月12日・19日号。
袴田巌さんの罪をでっちあげた刑事・検察・裁判官。
袴田事件・・山本徹美(著)
この本を読む限り、
袴田巌さんは刑事・検察・裁判官によって、犯人にされていますね。
第9章・自白
『昼から、あんた方のいうように認めるから、午前中、休ましてくれ。』
しばらく眠ったようになりました。
『袴田、ここへ名前を書け。』
眠たいからボールペンで名前を書きました。
そして、刑事が私の手を持って指印を押しました。
美談の男 尾形誠規 著
袴田さんを無罪と確信しながらも、
死刑判決文を作成した 熊本典道主任裁判官を取材した本です。
袴田事件・弁護団による本です。
裁判中に、味噌タンクの中から、5点の証拠品が見つかりました。
パンツ、ステテコ、半袖シャツ(下着)、スポーツシャツ、ズボンの5点です。
小さくてはけないズボンの切れ端(残り布)が、袴田巌さんの実家から発見されました。
この切れ端(残り布)が、証拠品のズボンと一致したのです。
発見したのは、刑事でした。
元捜査員(刑事)のコメント ←クリック
※ 飯塚事件:久間三千年の死刑執行は正しかったのか? ←クリック。
司法が凶器に変わるとき。
= 東金女児殺害事件の謎を追う =
2008年9月21日に千葉県東金市で発生した女児殺人事件。
2008年12月5日、勝木諒氏を殺人と死体遺棄の罪で逮捕。
被疑者は軽度の知的障害を抱えているため、
捜査機関側としては事件の供述に関しては明白な供述が得られにくいこと、
弁護側としては捜査機関の取り調べについて誘導性が高いことが、それぞれ懸念されている。
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