富田元治のブログ

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東京都知事選

2016年07月25日 | #デタラメ政治

明治維新は下級武士が起こした革命でした。

主役は下級武士たちです。

ところが、明治政府は中国から科挙制度を取り入れ、

試験(科挙)で、官僚たちを採用しました。この制度が間違いでした。

試験によって採用された行政官僚です。

試験に強いだけの官僚たちが、大正・昭和初期と日本を誤った方向に導いたのです。

先の戦争も試験に強いだけの官僚たちが当時の空気によって引き起こしました。

 

今回の都知事選も、行政経験者への期待の空気が流れていますが、

元官僚にトップをゆだねたらダメです。

歴史が証明しています。

元官僚の増田氏には庶民の生活は見えません。

庶民の生活は苦しくなるばかりです。

官僚にトップをゆだねたらダメです。歴史が証明しています。

 

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ジャッジメント・小林由香

2016年07月25日 | 面白かった本

ジャッジメント

小林由香 / 双葉社  2016/06/25 発行  

定価:¥1400(本体)+税

 

大切な人が殺された時

あなたは『復讐法』を選びますか?

大切な人を殺された者は言う。「犯罪者に復讐してやりたい」と。

凶悪な事件が起きると人々は言う。「被害者と同じ目にあわせてやりたい」と。

 

犯罪が増加する一方の日本で、新しい法律が生まれた。

目には目を 歯には歯を 。

それが『復讐法』だ。

 

『復讐法』は、犯罪者から受けた被害内容と同じことを、

被害者、またはそれに準ずる者が、合法的に刑罰として執行できるものである。

 

この法律は果たして被害者とその家族を救えるのだろうか!?

大切な人が殺された時 あなたは『復讐法』を選びますか?

 

小林由香 / 双葉社  2016/06/25 発行

定価:¥1400(本体)+税

 

 

先日、ジャッジメントの広告が新聞に載っていました。

早速、読んでみました。五つの短編からなる連作でした。

五つの短編が話題になった殺人事件に似ています。

ジャッジメント 『復讐法』・・久しぶりに衝撃を受けました。

終わりの無い熊本地震に家は揺れ、復讐法に心が揺れました。

 

第1話 (第一章・サイレン)

16歳の天野朝陽は、堀池剣也を主犯格とする19歳の4人の少年に拉致監禁され、

激しい暴行を受けた後、4日目の早朝に殺害された。

 

第2話 (第二章・ボーダー)

吉岡エレナは、深夜2時、同じ家に暮らす祖母の吉岡民子の頸部を、

刃渡り20センチの牛刀で切りつけて致命傷を負わせ、その後も執拗に胸部を刺し、殺害した。

 

第3話 (第三章・アンカー)

櫛木矢磨斗は、大通りで奇声をあげながらサバイバルナイフを振り回し、

次々に通行人を襲った。この事件で3人が死亡、5人が重軽傷を負った。

 

第4話 (第四章・フェイク)

10歳の前田アキラは、かつて病院だった建物の屋上から突き落とされて死亡した。

殺害したのは有名な霊能力者・神宮寺薪絵だった。

 

第5話 (第五章・ジャッジメント)

森下麻希子と内縁の夫の本田は、麻希子の娘である5歳のミクを虐待の末、餓死させた。

「この先、何も仕事がないときは・・・その時はきっと、喜んで餓死する」 ぐっと来ます。

 

大切な人を殺された者は言う。「犯罪者に復讐してやりたい」と。

凶悪な事件が起きると人々は言う。「被害者と同じ目にあわせてやりたい」と。

読んでみませんか?

目には目を 歯には歯を 。

 

シモツケソウ (植物) これは山野草です。

阿蘇草原に咲きます。

 

シモツケ(低木) これは木です。

阿蘇南外輪山に咲きます。

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災害公営住宅・復興住宅

2016年07月22日 | 熊本大地震

熊本地震で家を無くした被災者は、

仮設住宅、みなし仮設住宅(民間アパート・借上げ)に、2年間は入居できます。

問題は2年後です。

2年後は仮設住宅を出なければなりません。

2年後は、みなし仮設住宅(民間アパート)の家賃も自己負担になります。

2年以内に、自宅再建ができる人はごく一部の恵まれた人です。

 

2001年4月から、小泉改革が作り上げた格差社会です。

低賃金で結婚もできない、子供も増えない、下流老人ばかりが増えています。

あそらく、2年後も、仮設住宅、みなし仮設住宅はそのままですよ。

(格差社会です。最低5年間は仮設住宅はそのままですよ、たぶん。)

格差社会の中で、高齢者が家を失えば住宅再建は無理です。(断定)

 

昨日の新聞に、

災害公営住宅(復興住宅)の記事が載っていました。

自力での住宅再建ができない被災者のために、

災害公営住宅(復興住宅)を建てるそうです。

被災者は、一般の公営住宅より安い家賃で入居できるそうです。

被災者にも光が見えてきた新聞記事でした。

行政も格差社会が分かっているのです。

しかし、格差社会の解消を目指す政治屋さんはいません。

税金で、自己資産を増やすことしか頭にないようです。

 

タムラソウ(阿蘇草原に咲きます)

 

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余震・豪雨で倒壊

2016年07月21日 | 熊本大地震

熊本市でも、公費による家屋の解体作業が始まりました。

76社の解体業者が、常時200ヶ所で解体作業を行います。

申し込みのあった約8000棟の解体作業が終わるのは2年後の予定です。

 

家屋の被災認定は4段階です。

全壊、大規模半壊、半壊、一部損壊の4段階です。

半壊以上の認定家屋は、解体を申し込むと公費で解体してくれます。

 

自費で解体した人の補助金申請の受付も始まりました。

3ヶ月が過ぎてやっと、復興がスタートしたのです。

1900回を越す余震の中では何もできません。

心が落ち着かないのです。

精神的に落ち着かないと、何もできません。

 

さてさて、

梅雨は明けましたが余震はまだまだ続いています。

先の豪雨と休みない余震で、家屋が倒壊しています。

揺り疲れと言うそうです。

 

3ヶ月が過ぎ、やっと復興に向かってスタートしたばかりです。

この3ヶ月間は時間が止まっていました。

スタートしましたが、まだまだ試練は続きます。

 

自力で自宅再建が出来る人はいいですが、

自力で自宅再建が出来ない人がほとんどです。

全半壊した家屋は築年数の古い家が多いのです。

古い家の所有者は、高齢者が多いのです。

自力での自宅再建が難しい高齢者です。

流行の言葉で下流老人と言います。

被災すると、格差社会が見えてきます。

 

今日の熊日新聞をスキャンしました。

7月21日(木)の熊日新聞をスキャン。

約8割の一部損壊被災者にも義援金(寄付金)の配布を!!

 

阿蘇南外輪山に咲く オミナエシ 

 

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熊本大地震・新聞から

2016年07月18日 | 熊本大地震

熊日新聞の文芸欄から抜粋しました。

被災地の状況が伝われば・・・・。

 

避難先 移り変われど 我が心 未だ我が家に 置き忘れおり

御船町・清原元治

 

被災して 人の心の 奥底に 潜む優しさ 揺り起こされし

水前寺・友田哲郎

 

わずかなる ゆれに驚く 飼い猫は 我より先に 外に飛び出す

下江津・三枝スエ子

 

待ち受けし  罹災証明  受け取れば  突きつけられる  我に家なし

内坪井・金子フム子

 

『こんなにひどいとは』

益城町を訪れたほとんどの人が言葉を失います。

被災地はあの日から時間が止まったままです。

 

コオニユリ(阿蘇南外輪山に咲きます)

 

オミナエシ(阿蘇南外輪山に咲きます)

 

シシウド(阿蘇南外輪山に咲きます)

 

熊日文芸欄より

元治さんと 呼ばれることの心地よく 老いて恋など したく思う日

過激なブログですが、本当はロマンチストです。(笑い)

 

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