おかしいことを「おかしい」と言えない自己責任社会!
サイトに載っていた河合薫さんの主張です。
非正規というだけで賃金が低いのはおかしい。
働いても働いても貧困から抜け出せないのはおかしい。
ほかにも、いろいろとおかしいことが起きています。
そして、多くの人々が「おかしい」と感じているのです。
それなのに、
おかしいことを「おかしい」と言えない社会になってしまいました。
自己責任社会です。すべて自己責任なのです!
「おかしいのは自分の責任なのだ」と、多くの国民が思っています。
「お前はがんばっていない」 「俺はうまくやっている」・・・と。
非正規で給料が低いのも、貧困の世襲も、富裕層の世襲も、
政治家の世襲も、自己責任だと、多くの国民が思い込んでいます。
30億円も使って国外逃亡したゴーンを逮捕することもできません。
マスコミ・テレビが日産自動車を復活させたゴーンを英雄にしました。
資産を売却し、2万人の社員をクビにし、2万人の非正規社員を雇い、
低賃金の労働者だらけにし、日産自動車を黒字転換させたゴーンを、
テレビ・マスコミは英雄にしました。
冷血人間であれば誰でもできるやり方です。
ゴーンの年収は20億円、非正規の年収は200万円です。
これが、多くの国民が認めた自己責任社会なのです。
さてさて、新型コロナの自己責任の件です。
安倍首相が2月下旬に一斉休校を要請したときも、
自己責任で、子どもの面倒を見なければなりませんでした。
自己責任社会の現実は、
低賃金のため、共働き世帯が大勢を占めています。
《 1億総活躍政策だそうです! 》
フリーランス(個人事業主)には、有給休暇なんてありません。
フリーランスとは、労働法が適用されない労働者なのです。
政府の要請で一斉休校になりましたので、
親は仕事を休み、子供の面倒を見なければなりません。
その間、フリーランスの親は無収入です!
新自由主義政策で、
家族のかたちも働き方もライフスタイルも変わってしまいました。
多くの人々は、新型コロナ感染のリスクがあっても通勤電車に乗り、
熱中症の危険があってもマスクをしています。
富裕層の人々は、満員電車に乗ることもなければ、
3密状態の居酒屋に行くこともありません。
常に安全地帯にいるのです。
コロナ禍ではさまざまな変化が求められています。
それに適応する必要のない人たち(富裕層)が、
行政を動かし、コロナ対策を進めているのです。
1兆6千億円の税金を使ったGoToキャンペーンを行い、
飲食店には営業時間の短縮要請、7割のテレワークを実施といったように、
新型コロナを巡る政策が、この国に混乱を招いています。
世襲化された政治家、富裕層には、
庶民の生活が全く分かっていないのです。
危機的状況の飲食店、生活に困窮するシングルマザー、
解雇される非正規従業員など、
社会的な弱者だけが、生活に困窮する自己責任社会なのです。
「お前はがんばっていない」「私はうまくやっている」
と、自己責任を押しつけられています。
だから、「おかしい」と言うことがはばかられ、
それが、思考停止の状態を招いてしまったのです。
ところが、このコロナ禍の支離滅裂な政策に、
市民から、やっと不満が噴き出しました。
不満が噴出しましたが、時間が経てば鎮火します。(大笑い)。
河合薫さん。
自己責任社会、世襲社会を創り上げた3人の政治家!
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