新国立美術館を後に、こんどは森美術館へ。
展覧会とか観るのは結構体力消耗するのでハシゴはきついのですが・・・
「ボストン美術館展」は作品は良いのだけれど、
展示スペースが狭いことや人の多さに体力温存、ちゃっちゃかとスルー。
で、ちょっと物足りなさがあったので「六本木 クロッシング展 2010」も。
まぁ美術展っていうのは好き嫌いがあるのだろうけど、私はこっちのほうが楽しめる。
で、やっぱり圧巻は森村泰昌氏の作品。
まぁ世代的にも若手に一人混じった大御所ってところだから、ぶっちぎっているのも納得。
(ば)森村泰昌は作り込んだ中に笑える壺があって楽しいわ。大阪人だから?
八幡亜樹さんの作品「ミチコ教会」がドキュメンタリーのような物語の映像で
ストーリーに引き込まれて思わず涙してしまったわ。
(ひ)私ごときが生意気に語っちゃうなら、
若手の方々からは「こんなコト、表現してみたい・造ってみたい・やってみたい」
的な感じがまず強く伝わってきちゃうのだけれど、
大御所になると、「こんなコト、どう思う・感じる・触発される!?」
って感じで、最初からこっちが呑み込まれちゃっている!
(ば)の云う「造り込み」の完成度がめちゃくちゃ高いからなんだろうけど。
「その作家」が「その時」に「その場所」で「それをする」意味をプレゼンスタイムで
強くアピールできないと、現代アートの活動継続ってむずかしいんじゃないかな。