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グリフォンの日記

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グルジア軍、ロシアと全面戦争か?

2008-08-09 00:43:07 | 国際・政治

つい、さっき入ってきた情報だがグルジアとロシアが戦争を始めた。北京五輪どころの騒ぎではない。まずい状況だ。アメリカが肩入れしているグルジアとロシアが戦うということは、アメリカVSロシアになる可能性が出てきたからだ。なんとかEU各国の申し合わせで止まるとよいのだが。

【グルジアの位置】

http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&um=1&ie=UTF-8&sa=N&tab=wl&q=%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%82%A2

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【日経ネットより】

グルジアの南オセチア自治州をめぐる同国とロシアの武力衝突が激化している。グルジア政府軍が同州の分離独立派に対する攻勢を強めたことに対抗して、独立派を支持するロシア軍は8日、グルジアへの増派を開始した。両国首脳は事実上の戦争状態にあるとの認識を示しており、米欧も紛争拡大に警戒感を強めている。

 ロシア国防省は8日、「平和維持のための増派部隊を派遣した」と発表した。グルジア政府によると、ロシア機3機が8日、南オセチアに隣接する地域に爆弾2発を投下したのに続き、グルジアの首都トビリシに近い軍事施設などへの攻撃も開始した。ロシア南部から戦車部隊が現地に入ったとの情報もある。

 一方、グルジアのサーカシビリ大統領は「予備役を含む兵力を総動員する」と表明し、抗戦の構えを見せている。南オセチア周辺では今月に入り、ロシアが支援する分離勢力とグルジア政府部隊との間で銃撃戦が頻発し、グルジア政府軍は7日夜から軍事作戦を開始した。州都ツヒンバリを舞台に8日も攻防が続いている。

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080808AT2M0804908082008.html

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【読売新聞社より】

タス通信などによると、グルジア軍が7日夜から8日にかけて、同国からの分離独立を求める南オセチヤ自治州の州都ツヒンバリに進攻し、同自治州で平和維持活動を行うロシア軍司令部や兵舎などを空爆、戦車による砲撃も行った。

 ロイター通信などによると、これに対抗して、ロシア軍がトビリシ郊外のグルジア空軍基地を報復空爆し、戦車部隊など地上軍もツヒンバリに向かっている。

 南オセチヤをめぐるグルジアとロシアとの対立は先鋭化しており、両国の大規模な戦闘に発展する恐れも出てきた。

 露国防省などの説明によると、これまでの戦闘で市民や露軍兵士ら25人が死亡。中央病院や大学などの施設も破壊されて炎上しており、さらに多数の死傷者が出る可能性がある。

 グルジアのサアカシビリ大統領は8日、米CNNテレビに対し、同国軍が露軍機2機を撃墜したと明らかにしたうえで、露側と「戦争状態にある」と述べた。一方、北京滞在中のプーチン露首相は「対抗措置が取られるだろう」と述べた。

 南オセチヤには、ロシア、グルジア合同の平和維持部隊1500人が駐留。6月中旬からグルジア治安部隊と独立派勢力との間で断続的な衝突が発生し、独立派の後ろ盾であるロシア側が、7月に同自治州に空軍機を飛ばして威嚇するなど、緊張が高まっていた。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080808-OYT1T00672.htm?from=top

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【MSN産経ニュースより】

グルジアによる同国北部の親ロシア分離派地域、南オセチア自治州への大規模攻撃に対し、ロシアが8日現地に戦車部隊を増派するなど介入に乗り出したことで、旧ソ連のロシアとグルジアが大規模な戦争に突入する危険性が高まってきた。ロシア南部の北カフカス地方は、「ロシアの火薬庫」とも呼ばれており、今回の戦争が、カフカス地方全体に飛び火しかねない危険をはらんでいる。

 2004年にグルジアで親欧米のサーカシビリ政権が誕生して以降、悪化の一途を辿っていた両国関係は、ここにきて修復不能の状況に陥った。

 サーカシビリ大統領が明らかにしたところでは、ロシア軍の戦車など150両が自治州に侵入、さらにロシア軍機がグルジア領空を侵犯して居住区域を攻撃している。大統領は米CNNテレビに「ロシアは我々との戦争を行っている」との認識を示した。

 一方、ロシアは今回の戦闘で、南オセチアに展開する「平和維持部隊」で10人以上が死亡し、30人以上が負傷したとしており、「自国民保護」を名目に報復に出た形だ。

 国連安保理はロシアの要請で緊急会合を開いたものの、双方に即時停戦を訴える決議は採択されなかった。ロシアが本格的な介入に動いたことで、グルジアに肩入れする米国などが反発を強めるのは必至だ。

グルジア領内の親露分離派地域であるアブハジア自治共和国南オセチア自治州は、今年2月のコソボ独立宣言に触発されて独立を求める動きを加速。ロシアはグルジアの北大西洋条約機構(NATO)入りを阻止すべくこれら地域への支援を強め、両国関係は冷却の度を深めていた。2004年に政権に就いた親欧米のサーカシビリ大統領は、両地域の支配回復を公約に掲げ、広範な自治権付与を軸とする交渉を訴えていた。

 グルジアと南オセチアの間では今月初頭、グルジア側の銃撃で独立派6人が死亡したのを機に局地的な交戦状態が発生。サーカシビリ大統領は7日夜、一方的な停戦を宣言して交渉を呼びかけたものの、数時間後の8日未明に本格的な開戦に至った。グルジア側は南オセチアによる挑発行為が原因だと説明しているものの、国際的な関心を集めるために北京五輪の開催時期に合わせて攻撃を開始したとの見方も出ている。

 グルジア戦略・国際問題研究所のロンデリ所長は「ロシアもグルジアも全面戦争は望んでいない」と指摘するものの、戦闘の大規模化がいっそう避けられない情勢となってきた。

http://sankei.jp.msn.com/world/europe/080808/erp0808082352012-n2.htm


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