ボランティア活動。近年では、まるで神の言葉の如く扱われる言葉。ヘレンケラーのような献身的な看護婦になりたいとか、マザーテレサのような慈悲を持った人になりたいと言う人には、気の毒なニュースが飛び込んできた。記事は以下で読んでいただくとして、このニュースを聞いた時に浮かんだのは映画「サルバドル」のワンシーンである。
赤十字のマークを付けたライトバンに修道女が数人乗っている。人気の無い、山道をひた走しり、山の奥へと進む。そこで、あたりからゲリラの格好をした連中が突然、現れ、その車を止めると、修道女達を引き摺り降ろす。まあ、その後の展開は、映画を見るか、ご想像にお任せするが、まるでそんな光景が今回起こってしまったようだ。映画では、その後全員殺害されてしまうが、ボランティアは遊び半分に使う言葉ではないことを思い知らされる事件でもあった。
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【livedoorニュースより】
先ごろ、ケニア西部州の学校でチャリティ活動を行っていたオランダの女性5人が強盗に襲われ、強姦されるという事件が発生した。地元メディアは7月29日、西部州の警察当局担当者の話を引用して、次のように伝えている。「このオランダ人女性はいずれも17-26歳。彼女達は24日、首都ナイロビから250キロ離れた西部州の州都・カカメガの学校で強盗に襲われた」。同担当者によると、10人の強盗が彼女達のカメラ、現金、貴重品を奪っていったという。チャリティー活動運営組織に所属していた警備員2人も、強盗と通じていた容疑で警察に逮捕されている。