グリフォンの日記

時事のニュースについて書いていきます

軽視された被害者の人権

2007-08-13 23:59:29 | 犯罪

<毎日新聞-MSN版より抜粋>
 
連続強姦:1審判決支持、被告側の控訴棄却
 
 愛媛、高知、香川県の女性宅で性的暴行などを繰り返したとして、強姦(ごうかん)致傷などの罪に問われた高知市南河ノ瀬町、無職、豊永公也被告(47)に対する控訴審判決が10日、高松高裁であった。柴田秀樹裁判長は「犯行は計画的で凶悪」と述べ、求刑通り懲役30年とした1審・松山地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。
 
 判決によると、豊永被告は05年2~5月、一人暮らしの女性のマンション宅に侵入するなどし、18~26歳(当時)の女性6人に性的暴行を加え、うち1人にけがをさせた。豊永被告は別の強姦致傷事件で03年7月まで服役していた。

------------------------------------------------------------
 <別のソースより判決内容の抜粋>
 
 前田昌宏裁判長は判決理由で「証拠を残さないよう軍手やマスクを準備するなど、計画的で手慣れた犯行。恐怖心を植え付け乱暴し、態様も卑劣」と述べ、被告が強姦罪などで3回、実刑判決を受け服役していることを指摘。「性犯罪への性向は極めて根深い。有期刑の上限で罪を償わせるのが相当」とした。判決によると、被告は2005年2月から5月に香川、愛媛、高知の3県で、女性の自宅へ侵入するなどし、6人に乱暴した。"
 
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kagawa/news/20070811ddlk37040616000c.html
 
------------------------------------------------------------
 
 なんとか懲役30年の判決が言い渡されたが、刑期通り30年間、何があろうと、この野獣を檻の外から出すべきではない。今までの司法の在り方に疑問を投げかけていたが、4度目の正直で最高刑になることが実証された事件でもある。何度でも言いたい。前科があるものは、前の刑期+今回の刑期を適用せよ、と。
 
 そもそも、死刑になっても文句一つ言えないはずの野獣に人権を与えている事が可笑しいのだ。人権とは、人の形をしていることが重要なのではない。人として、日本人として、その名に恥じぬ生き方と道徳を行動で示した時、人の魂は揺さぶられ、心振るえるのである。
 
 どのような事件、事故を起こしたものでも、遺族や被害者、被害者家族に罵られ、蹴られても殴られても謝罪に訪れようとするもの。刑務所から毎日謝罪の手紙を書き、少しでもお金が貯まれば、遺族へとせっせと送金。亡くなられた被害者がいれば、常に謝罪し、自戒し、御霊の冥福を祈るもの。人として生きる道を人道と呼ぶが、獣に人道を歩かせる権利など与える方がよっぽど可笑しいのである。
 
 「命は地球より重い」と言った首相がいたが、テロ組織に屈した偽善者にしか見えない。人道を全うしない人間に命の重みも人の痛みも判ろうともせず、また判るはずがない。だから、再犯するのだ。理性で人は自分をコントロールし、人の痛みを分かち合い、傷つけ合いもしないように、制御している。そして、その理性が現在多くの日本人のストレスの元凶ともなっている。それでも、その多くの日本人は、理性を失うまいと必死に抵抗を試みているのが現状だ。
  
そろそろ堪忍袋の尾を切ろうか。野獣に対抗するには、野生の血を呼び覚ますことだ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。