これから、夏に入り、行楽や帰省などでドライブをする事もあるかと思います。ただ、やはり気をつけないといけないのは、高速でのSAなどで休憩をする時です。
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ドライバーたちの休息の場所が、悪質極まりないレイプ現場と化していた--。今年4月、兵庫県警垂水署は、あるトラック運転手を逮捕した。容疑は、高速道路のSA(サービスエリア)内で仮眠中の女性にわいせつな行為を働いた疑い。しかもこの事件、次々と驚愕の実態が明らかとなり、女性を狙うSAの危険が浮き彫りとなったのだ。
逮捕されたのは、香川県観音寺市内に住む樋本悟容疑者(42)。第二神明道路垂水SAで深夜、仮眠をとっていた30代の女性に「お茶でも飲まへん?」と声をかけつつ、鍵のかかっていない助手席のドアを開けて車内に侵入。
「女性は突然起こされて驚いたものの、樋本容疑者の軽妙なトークについ気を許してしまったようなのです。その後、樋本容疑者は駐車場内でも明かりの少ない一角に車を移動させたあと、キスや胸を触るといったわいせつ行為を始めたため御用となったのです」(捜査関係者)
しかも樋本容疑者は、過去にも同様の犯罪を繰り返していたことも判明した。
「2006年4月に姫路バイパスの姫路SAで、当時19歳の女性の車に乗り込み、わいせつ行為を働いていたとして再逮捕。同年3月には姫路SAで当時28歳の女性にわいせつ行為をしたうえ、現金5万円が入った財布を盗んだとして、先月14日に3度目の逮捕となったのです」(地元記者)
まったく鬼畜の所業だが、実はいま、SA内のわいせつ被害が水面下で急増しているという。
「特に最近は“車中泊”が流行している。自家用車で寝泊まりしながら旅行や帰省する人が増えて、SAは車内ホテル化しているんです。加えて、いまは女性の一人旅ブーム。車中泊をしながら気ままなドライブ旅行を楽しむ女性も多いんです」(全国紙社会部記者)
そんな中、SAが知る人ぞ知るナンパスポットと化しているという。
「樋本容疑者は同様の手口で、過去に何度かナンパに成功していたようです。彼はウインドーをノックして声をかけるなど、まともにナンパしていることも多かった。つまり、受け入れている女性もいたということです」(前出・捜査関係者)
さらにSAの状況について、体験漫画家の成田アキラ氏はこう言う。
「もともと深夜のSAは“露出カップル”の溜まり場でもあり、カーセックスの穴場。さらに、それを見に来る覗き魔もいるんです。私も以前、女性とSAの駐車場で寝泊まりしていたら、車の周りを覗き魔がウロウロしていたことがありましたよ」
さらに、長距離ドライバーを相手にする“売春婦”が出没するという話も絶えない。
「つまり、純粋な旅行であっても、一人SAにいる女性は、自らターゲットになる危険性を高めているということなんです」(同)
都内のメーカーに勤めるI子さん(27歳)もその一人で、昨年の夏に北陸を車で移動する一人旅を決行。深夜にトイレ休憩でSAに入ったときのことだ。
「自販機しかない小さなSAで、車もほとんどなかったんです。怖いなぁ~と思いながらトイレから出てくると、いつの間にか30代ぐらいの男が後ろからつけてきて…」
ストーカーに怯えて足早に車に戻ろうとしたが、
「運転席のドアを開けようとした瞬間、背後から抱きつかれたんです。怖くて足が竦みました。男は私の耳を舐めながら、胸も揉んできて、耳元で『寂しいんでしょ?』みたいなことも言ってきたんです」
幸いにも大型トレーラーがSAに入ってきて痴漢魔は走り去ったというが、絶対絶命のピンチであったことは言うまでもない。
さらに危ないケースもあった。告白するのは、社会人1年目の事務OL・S美さん(23歳)。
「大学4年生のとき免許を取って、思い切って昨年の夏、レンタカーで関西の実家に帰省したんです。車中泊も流行っているから、ちょっとミーハーな気持ちもあって」
初の長距離ドライブは緊張の連続。SAにたどり着いたときはグッタリしていた。彼女はつい助手席の鍵をかけず、眠りに落ちてしまった。そして--。
「突然の息苦しさに、目が覚めたら…私、口にガムテープを貼られていたんです」
パニック状態のまま、次は強い力で体を引っ張られ、運転席から車外に放りだされていたという。そこには3人の暴走族風の若い男たちがいた。
「周りには数台の車が停まっていましたが、どの車も車内カーテンを閉めていました。結局、誰にも気づかれないまま、私は横付けされた彼らの車に引きずりこまれていたんです。無我夢中で暴れて、なんとか自分の車に乗り移りましたが、その時は本当に怖かったです」
前出の成田氏がこう言う。
「いまは女性一人がSAで寝泊まりするのは普通のこと。特に最近は女性向けの売店も増えていて、非常に使いやすいんです。しかし、男の中には“SAにいる一人の女”はヤラせてくれるという勝手な誤解を持っている連中が多いんです」
だからこそ、いつも以上に注意が必要だという。
「ドアは全てロックして、道を尋ねられても窓を少しだけ開け、絶対乗り込ませないこと」(同)
今夏、車中泊で一人旅を計画中の女性がいたら、アドバイスすべきだろう。
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PA(パーキングエリア)は自販機とトイレしかないので、多分、SA(サービスエリア)の方へ行かれる方が多いと思いますが、深夜は、仮眠を取る人も多いので、人が少なくなります。
なるべく深夜1時ぐらいまでに、SAに入る。(人が多い事を確認)
即座にトイレに行って、車は全ロックする。
仮に喉が渇いたら、水分を取らないよう、アメやガムなどで潤す。
仮眠を取る際には、フロントにシートを被せ、サイドには、遮光シールド(吸盤で貼り付ける奴)等で覆う事。
携帯は直ぐに取りだせる様にしておく。(充電を忘れずに)
道を尋ねられても、寝たフリをする事。
しつこい場合は、クラクション及び携帯で電話を掛けるようにする。
準備はしておく事です。そして、巻き込まれないようにするには、一人でドライブしない事、もしくは、日中に目的地に到達するようにするしかないですね。