ガルバンファンなら当然知っている(持っている)、戦車道選択専攻ガイダンスのパンフレットです。公式配布コンテンツに含まれててダウンロードも出来ますが、原版はA3サイズ以上らしくて、とにかく大きい。家庭用プリンタでは印刷出来ないのが残念。そこで主なページ(項目)のみを分割して紹介しましょう。まずこれはパンフレットの表面の中央の表紙。
これはパンフレットの裏面の中央部分。ガルパンの主人公、西住みほをリーダーとするあんこうチームの5人と、彼女たちの搭乗車であるドイツⅣ号戦車D型です。左下には戦車道の試合で使用される車輌の例が8輌挙げられています。単純に数だけ言うと、TVシリーズ全12話において計60輌 (58輌とする説あり) の戦車が登場するので、こちらの8輌はほんの一部ですね。
これはパンフレットの裏面の左側部分。この内容がもうすごいですね。驚愕設定ですね。女性限定で、しかも伝統的文化で、世界中に広まっている武道、ということでガルパン世界の基本的認識になっております。戦車道を学べば必ずや良き妻、良き母、良き職業婦人になれる、と述べられているわけですが、どう考えても「良き職業軍人になれる」の間違いじゃないのかなあ、と思ってしまいます。
しかも戦車道の家元まであるのですね。西住流、という流派なんですが、最初にこれを見たときに「あれ?」と思い出したんです。実際の日本陸軍の軍人で、「軍神西住戦車長」として知られる西住小次郎大尉のことを。以前に九州へ旅行して熊本県の甲佐町を通った際に銅像を見た記憶があるので。中国戦線にて八九式中戦車の中隊を率いて作戦中に負傷し、24歳の若さで戦死された方です。日本陸軍の戦車史の黎明期を飾った歴史人物ですね。
ガルパンの世界では、西住流の西住家は、この西住小次郎の子孫または一族が戦車道を創始した、という設定になっているんでしょうか。ガルパン世界では西住小次郎は戦死せずに生き延びて、戦後に武道としての戦車道を興した、というストーリーになっているのかもしれませんね。もしそうだとすると、西住流家元の西住しほは小次郎の孫、西住みほはひ孫にあたるのかもしれませんね。いやー、こういう裏設定をあれこれ想像するのも、アニメならばでの楽しさですね。
これはパンフレットの裏面の右側部分。「日本戦車道連盟」というのが存在して「試合規則も」ちゃんと定められている。これに驚き感動させられましたね。アニメの基本設定をここまでしっかり作り込むってのが素晴らしいですね。昨年冬にガルバンに初めて出会って、TVシリーズを見始めたときに、出てくるのがなんで第二次大戦中までの戦車ばかりなんだろう、と不思議に思ったりしていたのですが、その理由は3-01の内容を読めば分かりますね。
ところで、これは「抜粋」なんですね。1-01はどういう内容なんだ、2-01は?4-01は?という具合に気になっちゃうじゃないですか、どうして全文を出さないんだ、と思いましたね。後になってガルパン模型道公式教本の「戦車道入門」にて試合規則の全文を読んだときのスッキリ感といったら、そらもうあなた、凄まじいほどに爽快でしたねー。