気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

レオポンさんチーム ポルシェティーガー 作ります!! その4

2015年01月13日 | ガルパン模型制作記

 ステップ11では、車体の組み立てを行います。このステップからガルパン仕様への改造や追加工作が増えますので、公式設定資料図および劇中シーンを参考にして一つ一つ丁寧に手掛けてゆくことにしました。このステップでは、B21とE23は劇中車にはありませんので不要となります。またA24、E12、E29も不要です。


 劇中シーンにて、ガルパン仕様のポイントを再確認してみました。まず車体上面には跳弾リングが無く、左前方に三方向に設けられるペリスコープがありません。なのでパーツのE12は不要です。車体上面パーツA1には跳弾リングとペリスコープの開口部がありますので、これらを修正します。


 別のワンシーンでは、エンジンフードのパネルが四枚分割式であること、そのうちの前列二枚に丸いハッチがつくこと、後列二枚の尾部につくヒンジがキットのパーツA25よりも小型であること、そして左右の吸気口が広くメッシュがつけられる点、などが看取出来ます。この範囲は大掛かりな改造になります。


 キットの車体上面パーツA1です。御覧のように跳弾リングとペリスコープの開口部があり、エンジンフードのパネルが三枚分割となっています。


 そこで跳弾リングを削り取り、ペリスコープの開口部をパテで埋めた後、エンジンフードのパネル部分を取り換えることにしました。上図のように、エンジンフードパネル部分の両端でカットし、パーツを三つに分けました。


 カットした後の尾部です。ヒンジや車外装備品の接着位置を示すモールドが入っています。これらは劇中車にも見えない不要部分であるので、削り取る必要があります。


 不要のモールドを全て削り取った状態です。


 エンジンフードのパネルはプラ板で自作して四枚分割式にしました。その寸法は、縦4.4センチ、横5.4センチを測るので、それよりはやや大きめにプラ板をカットしておき、ヤスって微調整しながらはめ込むことにしました。


 あらかじめ、前部パーツと尾部パーツを車体に仮組みしておき、プラ板のエンジンフードパネルを接着するための受け板を前部パーツの端下に接着しておきました。


 プラ板で自作したエンジンフードパネルをはめ込みました。パネルの左右は1ミリほど張り出すようにしておきました。こうすることで、左右の吸気口パネルL13および14とのかみ合わせを確保出来ます。


 左右の吸気口パネルL13および14とうまくかみ合うように調整したのち、エンジンフードパネルにラインチゼルでラインを入れ、四枚分割の状態を再現しました。


 続いて、エンジンフードのパネル前列二枚の丸いハッチをプラペーパーで自作しました。その寸法はA12のキューポラパーツの開口部径にほぼ一致し、車体側面前方につく丸ハッチもこれに近い寸法であることが判明したため、全てを同寸法で作ることにしました。A12のパーツを円定規代わりにして円形を四つ描きだし、これらをハサミで切りぬいて作りました。


 次は左右フェンダーの前方部の改造に進みました。上図の左側が前方部にあたります。キットのパーツは内側に張り出している状態ですが、劇中車では張り出しがありません。


 改造前の状態です。


 内側の線に沿ってナイフで切れ目を入れ、力をあまり入れずに何回か刃をあててなぞっていくと、すんなりとカット出来ました。


 カットした面をヤスって綺麗なラインに仕上げ、カットした部分のうちのダボ部分を上図のようにカットしました。これは車体パーツGのダボ穴に接着して綺麗にヤスっておきました。


 カットした部分は、御覧のようにフェンダーの下に貼り付けました。はみ出した所はカットして調整しました。こうした改造を左右フェンダーの前部に施しました。


 エンジンフードパネルを作りました。ハンドルはキットのパーツL7をそのまま使用し、接着位置は公式設定資料図および劇中シーンを参考にしました。プラペーパーで自作した、パネル前列二枚の丸いハッチもつけ、そのヒンジ部はランナーの切れ端をカットして作りました。


 別に作っておいた左右の吸気口パネルと合わせて仮組みしてみました。劇中車の形状をほぼ再現出来たのではないかと思います。


 吸気口パネルは、ステップ12で組み立てますが、これもガルパン仕様への改造が必要なので、ステップ11の工程と同時並行の形で進めました。その段取りを以下に述べます。
 スズキが「番号をよく見て間違えないように・・・」とアドバイスしてくれますが、私の制作においては、番号よりも改造や追加工作の手順を間違えないようにする方が重要でした。


 吸気口パネルは、キットではL13および14にあたりますが、劇中の状態とは異なって周縁部がやや高く盛り上がっているうえ、後端で閉じた形になっています。


 そこで、上面を0.5ミリほどヤスって低くし、ボルト穴のモールドをつぶさない程度に調整しました。後端へも開口部を広げておきました。


 内部に組み込むフィンのパーツL15も、そのまま付けると先端が外にはみ出し気味になりますので、パネル上面を削った分だけ短くする必要があります。それで、上図右下のようにL15の先端部を0.5ミリほどカットすることにしました。左右6枚ずつの先端部を同じようにカットしました。


 L15を全て取り付けた状態です。吸気口パネルはこれで完成ですが、劇中車ではその上にメッシュがかけられていますので、これも再現しなければなりません。

 ドラゴンの元キットにはメッシュ部分のエッチングパーツなどがついているそうで、また別メーカーからも同種のエッチングパーツが販売されていますが、大変に高価です。私の制作においては、似たような物で代用してそれらしく見せれば良いと考えていたので、艦船模型などでよく使われている安い品を利用しました。これについては、また後で紹介します。 (続く)

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