ステップ2で足回り、ステップ3で車体を組み上げます。足回りにおいては、転輪を塗装後に組み付けますので、パーツ20および21もそれまで接着せずに仮組みのままとします。
車体は箱組みですので、一枚一枚しっかりと合わせながら丁寧に貼りつけてゆきます。僅かなズレも致命的となりますので、パーツに反りがある場合は無理せずに片方だけ接着し、固着してからもう片方を接着してゆきます。
足回りの起動輪および誘導輪です。
起動輪のほうは、接着後すぐにベルト式履帯に歯をかませてチェックします。貼り合わせがズレると、履帯にうまくははらなくなりますから、注意が必要です。
転輪は、上部転輪は切り離して組み立てましたが、下部転輪はランナーにつけたまま組み立てました。現存の実車の転輪を見ますと、大きなゴム転輪のような感じで、全体がタイヤブラック系の色ですので、該当のカラー一色で吹き付け塗装しようかと考えています。その場合は、このようにランナーに付けたままのほうが、作業しやすいです。
ボギー部分は、車体を先に組み上げないと組み立てられませんので、仮組みも後に回しました。
車体を組みます。反りも歪みもほとんどありませんでしたが、慎重に丁寧に組み付けます。
組み上がりました。
ステップ4では、車輪類を組み付けます。私の製作では、車輪関係は塗装後に取り付けるのが常ですので、今回のキットでも同様です。
ステップ5では、車体の上部を組み付け、足回りのボギーを取り付けます。ここでは足回りは全て仮組みとします。
車体の上部を組み付けに取り掛かります。下部車体の組み立てに少しでも狂いがあると、この上部の各パーツもズレてくることになります。ちょっと緊張してしまいます。
丁寧に組み立ててゆきました。
組み立てそのものはうまく行きましたが、操縦席ハッチの右側の側面板のサイズがやや大き目なのか、0.5ミリほど張り出していました。実車にはそのような張り出しはありませんので、カットして調整しました。
ボギーを仮組みし、車体に内側のボギーパーツを接着し、それに軸のパーツ28を接着しまました。その状態で外側のボギーパーツを仮組みしました。直後に平らな場所に置いて、全てのボギーが水平になるようにして、そのまま乾燥させました。塗装後に転輪をセットしてから貼り合わせる予定です。
接着したボギーパーツの乾燥固着した状態です。塗装前はこの状態まで取り付けておきます。この種の形式の足回りはイタリア車輌と共通しますので、ガルパンにおいては、P40やM41なども同様の組み立て手順になります。 (続く)