去る7月9日、模型サークルの先輩K氏より、誕生祝いとして上図のズベズダのⅠ号戦車B型のキットを頂きました。かなり昔の製品のようでしたが、初めて見るキットでしたので、製作意欲をそそられました。翌10日から組み立て始めました。
Ⅰ号戦車B型は、最終章第2話に登場した青師団高校チームの車輌として、上掲のワンシーンの黄枠内に見えています。この撃破擱座シーンが、唯一の劇中車の姿ですので、細部はもとより、ガルパン仕様の有無も分かりません。ただ、車体カラーがⅡ号戦車やCV33の青色系とは異なり、左に擱座しているヴェルデハと同じ灰色系のものであることが看取出来るのみです。フィールドグレーみたいな、やや緑がかかった灰色に見えます。
中身です。ズベズダはパーツ割がそんなに細かくありませんので、軽戦車クラスでもパーツ数は100に届きません。今回のⅠ号戦車B型のキットのパーツ数は86です。
同車のキットはドラゴン、イタレリ、ホビーボスなどからも出ていますが、いずれもパーツ割が細かくて製作に手間がかかります。今回のズベズダの製品は初心者にも向いているでしょう。
組み立てガイドの説明文はロシア語です。当然ながら読めません。
組み立てガイドとパーツ番号図です。ズベズダの製品は、ランナーにパーツ番号が付いていませんので、上図の番号図を見ながらパーツを切り離して組み立ててゆくことになります。組み立てる順番に番号が振られていますので、番号順にパーツを準備すれば良いわけです。なかなか合理的な手法です。
ステップ1では、1から23までのパーツを使って足回りなどを組み立てます。Aはランナーの番号ですので、A10ならば、Aランナーに付いている10番のパーツ、ということになります。
手始めに、車輪とサスペンションを組みます。御覧の通りのシンプルな組み合わせです。
組み上がりました。転輪は全て回転します。そのほうが塗装にも都合が良いです。
下部車体の組み立てに進みました。
車体後部の誘導輪およびフック部分です。今までに経験したことのない、独特の合わせ方で組み立てました。ガイド図ではいまいち組み方が読めませんでしたが、実際に仮組みして「あっ、なるほど、こうなっているのか」と感心してしまったほどです。
一通り組み上がりました。車輪類は塗装後に取り付ける予定なので、取り付けの工程はここまでとなりました。
念のために車輪類を仮組みした状態です。このような形に組み上がりますので、転輪のゴム部を塗装してから取り付けるほうが扱い易いと思います。 (続く)