1980年
イギリス
143分
ホラー
劇場公開(1980/12/13)
監督:
スタンリー・キューブリック
製作:
スタンリー・キューブリック
原作:
スティーヴン・キング
脚本:
スタンリー・キューブリック
出演:
ジャック・ニコルソン:ジャック・トランス
シェリー・デュヴァル:ウェンディ
ダニー・ロイド:ダニー
スキャットマン・クローザース:ディック
バリー・ネルソン:スチュアート
<ストーリー>
冬の間閉鎖されるホテルに、作家志望のジャック一家が管理人としてやってきた。そのホテルでは過去に、管理人が家族を惨殺するという事件が起こっていたのだが……。
-感想-
故キューブリック監督作品で実際に私がしっかりと観たものは『フルメタル・ジャケット』しかない。
『2001年宇宙の旅』なんて序盤の有名なテーマソングが流れる所までしか観てないし、遺作となった『アイズ ワイド シャット』なんかは途中で寝ちゃった程だ。
そんな私が本作を敢えてチョイスしたのは、キューブリック史、いや映画史に残ると言われている名シーンの数々を1度、この目で確認したかったから。
以下は本作を観ていなくても、ある程度の映画通ならばパロディ映画等で、もしかしたら観た事があるやもしれない画像を淡々と貼っていく。
玄関扉から大量の血が洪水となって溢れ出してくるシーン。
夫婦の息子ダニーが三輪車でホテル内をグルグルと滑走するシーン。
姉妹霊が現れるシーン。
この姉妹が惨殺された直後のシーンとを交互に見せる演出はショッキングである。
雪の積もったホテルの庭にある迷路をダニーが父親の魔の手から逃げ回るシーン。
妻子に逃げられ、一人寂しく凍死するジャック。
そして、映画のチラシやポスターの表紙、DVDジャケにもなった『シャイニング』と云えばこれ!となるのが
狂ったジャックがドアを斧でかち割るシーンと
裂け目から顔を覗かせて「こんにちは!NHKで~す」するシーン。
原作者のスティーヴン・キングは本作を「思い違いだらけで腹立たしい期待はずれの映画」と酷評し、自ら製作総指揮を務めTVM用に脚本を新たに書き下ろして作り直したようだが、じゃあそのキングが直接関わっている作品は(内容が面白いかどうかは別にして)、世界中の映画ファンに認知されている場面があるのか?と問いたくはなる。
私はキング版の方は観ていないので、あれこれは語れないが、それでもこちらキューブリック版も観ていなかった自分が「この場面知ってる!」て何度も思わされたのは、それだけ作品の出来がどうであれ、一つ一つのシーンは色んな番組や映画のパロディとして取り上げられる位に優れていてインパクトがある、と言う事になるわな。
ダニーが無意識に連呼し呟きながら扉に「REDRUM」と殴り書きする場面。
鏡に反転させたら「MURDER」となる演出なんてゾクゾクッとする。
不安を煽る音楽の使い方(ドクンドクンと心臓音の様な不気味な音)や、狂気に支配された父親を演じたジャック・ニコルソンの迫真の演技。
これらが名シーンの数々と重なり、鑑賞者に一定の恐怖を植え付けてくれる本作をキングは気に食わない様だが、私は素直に呪われたホテルを力強く前面に映し出している優れたホラー作だと感じた。
1本の映画というよりは1つの場面、場面を鮮明に記憶として残してくれる事には嘘偽り一切なく、ホラー好きならば(今頃になって観た私が強く推すのもなんだが)絶対に観ておくべき作品。
評価:★★★☆
15/07/25DVD鑑賞(旧作)
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レンタル開始日:2001-08-23
メーカー:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
関連作:
『シャイニング(1997)<TVM>』
『ドクター・スリープ(2019)』
ここからはちびっ子は閲覧禁止だよ。
おっぱい観たけりゃ観るがいいさ!
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【237号室】へいらっしゃい
決して開けてはならない客室「237号室」。
父ジャックが入ってみると、そこのバスタブから全裸の美女が!!
ムラムラッとしたジャックはキスをし抱きしめるも、鏡を見てみると・・・。
「わしゃしゃしゃしゃ~~~~~~~」
婆やんけ~~~ひぃいいい~~~~。
ムラムラ度:(1/5)