5 FEARS／ファイブ・フィアーズ

CHILLING VISIONS: 5 SENSES OF FEAR
２０１３年
アメリカ
８８分
ホラー
劇場公開（2015/01/24）









監督：
ニック・エヴァハート
ミコ・ヒューズ
エミリー・ハギンズ
エリック・イングランド
ジェシー・ホーランド
アンディ・ミットン







＜ストーリー＞
嗅覚、視覚、触覚、味覚、聴覚という人間が持つ5つの感覚をモチーフにしたオムニバスホラー。新進気鋭の映像作家たちが、五感が麻痺する恐怖を描く。ニック・エヴァーハート監督作「SMELL」のほか、「SEE」「TOUCH」「TASTE」「LISTEN」の全5作を収録。

－感想－

第１話「嗅覚」
突如家に訪問してきた謎の女セールスマンから試供品として貰った香水。
男はそれを肌に吹きかけて仕事に出かけるといきなり出世し、人生もバラ色になっていく。
だがその香水が齎す代償は大きかった。
香水の悪影響により徐々に全身が朽ち果てていく様がグロテスク。
その後の肉塊はエキスとなり、例の香水として再利用されていくラストは恐ろしい。

第２話「視覚」
眼科の医者の話。
目の検査の際に患者の角膜に残っていた記憶映像を機械で吸収し、そのエキスを瓶詰めにして、診療後自分の目に目薬の様に垂らして楽しんでいた。
ある日、好意を抱いている女性がＤＶを受けている事を悟った医者は、相手の男を呼び出し、目に恐怖のみの映像エキスを吹き掛け懲らしめようとする。
狂った男は復讐として医者にも同じ思いをさせる。
医者は目玉を刳り抜き、助けを求めるが・・・。
幻覚が最後に齎したのはバッドエンド。

第３話「触覚」
旅の途中で車が事故を起こす。
父親と母親は重傷を負い身動きが取れない状態となった為に、目の不自由な息子が助けを呼ぶ為に一人森の中へと入っていくが、そこには冷酷な殺人鬼が潜んでいた。
目が見えない状況ながらも冷静に行動していく少年の頑張りに拍手。

第４話「味覚」
訳が分からない状態のままでリムジンに乗せられて、とある巨大企業の会社に呼び出された男。
面接でこの会社に入らないかと誘われるが、男は職場の雰囲気が合わないと断る。
すると面接した女の態度が豹変し、奇妙な鉄マスクを被り襲い掛かると男の肌を食い始めた。
どうやらこの会社では道徳的に外れた職業を作り人材を募集しているようだ。
１話目のセールスマン、２話目の医者が社内の廊下でちょこっと顔を見せる。
面接で素直に入社を受け入れれば即採用、受け入れなければ即死亡。

第５話「聴覚」
ＰＯＶ方式を取り入れた内容。
耳にした者は死ぬと言われているある作曲家が生み出したメロディ。
それを調査するグループの話なのだが、誤って素材テープを動画サイトにアップロードしてしまう。
お願いだから絶対にこの動画を見つけてもクリックしないでくれ！！
と叫ぶ男達の姿を映して終了。
「押すなよ！絶対に押すなよ！」と言われたら押したくなるのが人間の性。
なので「聴くなよ！絶対に聴くなよ！！」と忠告されても聴いてみたくなるのはある意味確かなので、この最後の警告は逆効果かもしれない。
貴方なら、怖いもの聴きたさで動画を開いてしまいますか？
私は超ビビリだから絶対に開かない（笑）。

評価：★★★
１６／０３／０９ＤＶＤ鑑賞（旧作）
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レンタル開始日：2015-06-05
メーカー：マクザム