THE GIRL IN THE PHOTOGRAPHS
2015年
アメリカ/カナダ
98分
ホラー
劇場公開(2016/07/09)
監督:
ニック・サイモン
製作総指揮:
ウェス・クレイヴン
脚本:
ニック・サイモン
出演:
カル・ペン:ピーター
クローディア・リー:コリーン
<ストーリー>
ある連続殺人犯が切断した犠牲者たちを撮影した写真が出回る。その写真に創造力を掻き立てられた写真家・ピーターは、撮影のために戻った故郷でコリーンという美女と出会い…。
-感想-
2015年
アメリカ/カナダ
98分
ホラー
劇場公開(2016/07/09)
監督:
ニック・サイモン
製作総指揮:
ウェス・クレイヴン
脚本:
ニック・サイモン
出演:
カル・ペン:ピーター
クローディア・リー:コリーン
<ストーリー>
ある連続殺人犯が切断した犠牲者たちを撮影した写真が出回る。その写真に創造力を掻き立てられた写真家・ピーターは、撮影のために戻った故郷でコリーンという美女と出会い…。
-感想-
故ウェス・クレイヴンが最後に携わった作品との事だが。
名前を貸しただけじゃないのかと疑いたくなる位に内容の薄いホラー。
こんなの「捧げられ」ても嬉しくないだろ。
初め帰宅した女子の家で裸の仮面デブが陰に隠れて見つからないように様子見している場面はちょっとドキドキしたんだけどね。
その後がさっぱり面白さに繋がらなかった。
犯人はこのデブとカメラ小僧の2人。
こいつらの関係性って何?
どういう経緯でタッグを組んだのか、間柄はどうなっているのか全く描かれておらず、取り敢えず攫った人間は一時的に檻の中へと監禁し、それなりに精神的な恐怖を与えた後は惨殺して写真をパチリ。
当初からターゲットはスーパーのレジ係りコリーンであって、これって単なる猟奇的なストーカー映画なのではと思えてくる。
誰かに付け狙われている事に怯えるコリーンを偶然に知り合った写真家達が手助けしてくれるようになる。
郊外に逃げれば犯人も追いかけて来ないだろうと、写真家達はそう提案し、彼女もそれを受け入れる。
んじゃさっさと移動すればいいやん、て思うのだが何故か写真家の別荘でパーティ。
えらい余裕だなと。
更にコリーンが現状を事細かく携帯からメールで女友達に知らせるのだが、その女友達は既に殺人鬼に殺されており、メール内容をチェックしているのはその殺人鬼。
という事は情報だだ漏れ。
私は今何処どこの家に居るのよ
と自ら殺人鬼に教えているようなものであり、明日はもうこの町を出るわとか送っちゃっているものだから、そんな事させるかよと彼女たちが集まっている家に殺人鬼がやってくるのは当然の結果。
呑気にセックスしたり風呂入っている危機管理の無い写真家達をぶっ殺す事は朝飯前。
手際よくコリーン以外の人間を片付けた後は、死体をコリーン中心に並べて、はいチーズ!と記念写真パチリ。
え!?こんなことやる為だけに付け狙っての?
アート志向の強い芸術家殺人鬼かよ。
コリーンに好意を寄せていたのか、それとも彼女を被写体にした写真を撮りたかっただけなのか、最終的に成し遂げたかった目的が何なのかイマイチ分からん。
犯人が思い描いているであろう意図というものが観ている私には全然伝わってこないんだよなぁ。
ある程度はそういう部分はきちんと描いて貰わないと、何がしたいのか理解出来ないから肝心の展開にまるで入り込めず、だから何なの?とは言いたくはなる。
電気を消して暗闇の中背後から襲うシチュエーション、カメラのフラッシュを利用しながら犯人の居場所を探るシチュエーション、使い古された演出を用いるのは結構だが、もうちょっと怖さを抱けるシーンが作れなかったのか、出来具合も含め全部が地味で、ウェス・クレイヴンの名を利用している割にはインパクトも印象も残らない期待外れなホラー作品だった。
評価:★☆
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レンタル開始日:2016-08-03
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