銀幕大帝α

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砂上の法廷

2016年08月04日 12時35分15秒 | 洋画その他(ドキュメetc.)
THE WHOLE TRUTH
2016年
アメリカ
94分
ミステリー
PG12
劇場公開(2016/03/25)




監督:
コートニー・ハント
『フローズン・リバー』
出演:
キアヌ・リーヴスリチャード・ラムゼイ
レニー・ゼルウィガーロレッタ・ラシター
ググ・ンバータ=ロージャネル
ガブリエル・バッソマイク・ラシター
ジム・ベルーシブーン・ラシター



<ストーリー>
巨額の資金を持つ大物弁護士が自宅で殺害された。容疑者として逮捕されたのは、17歳の息子。敏腕弁護士・ラムゼイは、完全黙秘を続ける少年の弁護を引き受けるが…。

正義は、こんなにも脆いのか?

-感想-

嘘と真実で塗り固められた法廷ミステリー。
誰が嘘を言っているのかを見破る事にこの手のジャンルとしての存在意義・価値が出てくるはずなのだが・・・。

「騙され続けられる」というよりも「早々に真犯人が誰か」を暴けるかどうかが鍵。

それが容疑者となっている息子なのか、それともその母親なのか、もしくは第3者による犯行なのか。

裁判が続く中でのそれぞれの証人達が語る証言に引っ掛かりそうにはなるけれど、途中からこれある人物の直接的な関与を表に出さない為の目眩まし的な(演出上の)罠なんじゃないかと勘の良い人なら気付き出すはず。
目先を殺された父親の家族に向けさせようとしているが、逆に不自然。
そう、弁護士ラムゼイの姿の在り方が。

無罪を勝ち取る事で全てを無にする作戦だったようですが。
しかし、敏腕弁護士ラムゼイよりも、知能が高い容疑者扱いされた息子の方が何倍も頭が賢く、見抜く力があったようで。
素人のガキに勝負で負けたらアカンでしょ(笑)。

ざっとストーリーの流れを見ても無理があるように思えるし、腑に落ちない点もある。
オチも大方予想がついているならば大したものでもなく「やっぱりそういうことか」と驚きも得られず、してやられた時の様な気持ちが高揚したまま余韻に浸れる事も無い。

こういうのはあっ!と驚愕させてなんぼのものだと思うのに、最も驚いたのは内容や結末ではなく、すっかり容姿が変わり果ててしまっていたレニー・ゼルウィガーだったという時点で、ジャケットに釣られて期待する程の作品ではないなと、決してハズレではないけど完成度は平凡並みだと思う。

評価:★★★
16/08/04DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2016-08-02
メーカー:ギャガ

オフィシャル・サイト(日本語)

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