COP CAR／コップ・カー

COP CAR
２０１５年
アメリカ
８８分
サスペンス
PG12
劇場公開（2016/04/09）




監督：
ジョン・ワッツ
『クラウン』
製作：
ジョン・ワッツ
製作総指揮：
ケヴィン・ベーコン
脚本：
ジョン・ワッツ
出演：
ケヴィン・ベーコン：ミッチ・クレッツァー保安官
ジェームズ・フリードソン＝ジャクソン：トラヴィス
ヘイズ・ウェルフォード：ハリソン
カムリン・マンハイム：ベヴ
シェー・ウィガム：トランクの中の男



＜ストーリー＞
荒野で1台のパトカーを発見したふたりの少年は、運転して遊んでいた。車が盗まれたことに気付いた悪徳保安官は、追跡を開始するが…。

ガキども――
遊びは終わりだ。

－感想－

盗んだパトカーで走り出す　行き先も解らぬまま
広い荒野のど真ん中へ
誰にも縛られたくないと　逃げ込んだこの昼に
自由になれた気がした　１０歳の昼

「ガキども」と謳っているからまた二十歳前後のＤＱＮ系かと思ってたら、まだ小学生の「ガキども」だったのにはちょい拍子抜け。
てっきり成人のガキ相手にベーコン演じる悪徳警官が無茶苦茶な攻防戦を仕掛けるのかと、観る前はそんな形を思い描いていたのだが全然違う内容だった。

そうだなぁ。
例えると全く変化球も投げず、ボール球も投げず、３球ど真ん中全力ストライク勝負したような作品。
癖も何も無いめっちゃ簡素な内容なので、特に驚くような事も無く心に響くようなものも無く、人によっては最後まで至って平常心のまま観続ける事になるかもしれんね。

悪徳警官ベーコンもそうだし、盗んだのは良いもののまともに車の運転も出来ない銃の扱いも知らないガキ２人が、これからどうすればいいのか気持ち動転してバタバタしているそれぞれの光景が何処かコメディタッチに近いのもあってか、そこ等辺はコント的な雰囲気で楽しいかな。

ガキはガキでもまだやっぱりチンコに毛が生えかけてきたガキに過ぎないから、流石に最後はビビッたか、警察無線からの呼び掛けに助けを求めて出ちゃう所（自分では何も出来ない大人に頼るしかない）はお子ちゃまならではの愛くるらしさといった風で良い終わり方だと思う。
所詮家出も“ごっこ”に近いものだったんでしょう（笑）。
無邪気なガキだからとは言え危険な遊びに挑むのも程々に、てか。

評価：★★★
１６／０８／０３ＤＶＤ鑑賞（新作）
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レンタル開始日：2016-08-02
メーカー：ハピネット

オフィシャル・サイト（日本語）