銀幕大帝α

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スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班

2020年05月17日 15時46分02秒 | 韓国アクション
HIT-AND-RUN SQUAD
2019年
韓国
133分
アクション/サスペンス
劇場公開(2019/12/13)




監督:
ハン・ジュニ
『コインロッカーの女』
脚本:
ハン・ジュニ
出演:
コン・ヒョジンウン・シヨン
リュ・ジュンヨルソ・ミンジェ
チョ・ジョンソクチョン・ジェチョル
ヨム・ジョンアユン・ジヒョン
チョン・ヘジンウ・ソニョン
ソン・ソックキ・テホ
キー[SHINee]ハン・ドンス



<ストーリー>
巨大企業と警察の収賄事件を捜査していたシヨンは、圧力により交通課のひき逃げ専門捜査班に異動させられる。そこでシヨンは未解決ひき逃げ事件の容疑者が巨大企業の会長だと知り…。

絶対に、捕まえる――。

―感想―

先日『EXIT』を観た時は全く思わなかったのだが、チョ・ジョンソクが無性に山田孝之に見えて仕方がなかった。
無精ひげ生やしたらそっくりになるんじゃないのか?と。
まあこれは俺の見解の一つに過ぎないので受け流してください(笑)。

腐り切った警察上層部とか何時もの韓国の闇を取り入れつつも、中心となって活躍するのが下っ端警官や左遷された女性警官。
主役はシヨンとなっているけど、どう考えても「裏」の主役は「元暴走族リーダーの俺を舐めんな!」のミンジェ。
エンドロール中に挟まれる映像では「元仲間」らしい繋がりを感じる女が登場するし、ジェチョルとミンジェとの間に出来た因縁の対決はまだ終わりそうにもない、つか続編有りきな方向性を残して終わっている。
刑務所にぶち込まれたジェチョルの眼中には自身に手錠を掛けたミンジェの姿しか最早無いだろう。
シヨンは完全に主役の座をミンジェによって途中から奪われてしまっている。
もしかすると続編が作られるとなるとシヨンが今度は逆に「裏」に回るかもしれない。

生い立ちとか、本当の父ではない父への感謝や愛情、その大切な人の命を奪ったジェチョルに対しての怒り等、申し訳ないがシヨンよりもミンジェという人としても100%の確信を持つ捜査能力としても、ずば抜けた運転技術としても「出来上がった」青年の魅力が一番に迸っていた。
主役の存在を食ってしまう若手の活躍、ここに注視して本作を楽しんで欲しいですね。

車同士がぶつかり合いながらサーキット場へと転落していく一連の派手さ有る映像表現は韓国映画こその技術力。
ああいう一種の芸術性を秘めた演出が撮れる、編集して残せるというのは向こうでは十八番に近いどうってことのないものだろうけど、日本人の私からしたら「上手い」よなあて感心させられる。

評価:★★★☆
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