PIPELINE
2021年
韓国
108分
アクション/サスペンス/犯罪
劇場公開(2022/02/04)
監督:
ユ・ハ
『凍える牙』
脚本:
ユ・ハ
出演:
ソ・イングク・・・ピンドリ
イ・スヒョク・・・ゴヌ
ウム・ムンソク・・・チョプセ
ユ・スンモク・・・ナ課長
テ・ハンホ・・・ビッグショベル
ぺ・ダビン・・・カウンター
<ストーリー>
盗油業界最高の穿孔技術者・ピンドリは、数千億ウォンの石油を盗むために大計画を立てた大企業の後継者・ゴヌの提案を拒めず、危険な作戦に合流するが、計画は思わぬ方向にこじれ始める。
完璧に、華麗に、豪快に盗み出せ!
―感想―
スポンサー野郎は畜生者だし、仲間には裏切り者が居るしで、石油盗んで大金せしめる所の話じゃねぇぞ!
こう一筋縄ではいかぬ展開だからこそ、先が楽しみになる。
そりゃすんなり取引成立してたら映画にはならんわ。
タンクを爆破させて(ターミネーターの)審判の日みたいな惨劇で数千人の命が亡くなろうとも、自分の利益しか考えていないスポンサー野郎を如何にガツンと言わせるのか。
転んでもただは起きぬと、そこは主人公が編み出した完璧な策。
痛快な「やり返し」には気分も爽快。
只、銃で撃たれて死亡した課長(多分あの身を挺した突撃は妻を亡くし、自身も癌を患っているから、もう失うものはないという考えから体が突発的に動いたのかも)の恨みだ!とスポンサー野郎をぶっ殺す手前まで行くが、駆け付けた警官に制止させられるんだよねえ。
そこはグッと我慢するのが漢。
多少、気持ち的に晴れやかにはならない悔しさもあるだろうが、相手も逮捕された事だし、後は法に任せるのが正解でしょうな。
自ら手を汚して罪が重くなったら身も蓋もないからさ、怒りを静めたのは偉いと思うよ。
石油盗みの作業自体は地味だけど、そこをしっかりスリルやアクション、ちょっとした笑いも入れてエンターテインメント作品にしちゃう韓国映画は流石ですわ。
評価:★★★
22/08/29DVD鑑賞(新作)
レンタル開始日: 2022-08-03
メーカー: クロックワークス