VOICE OF SILENCE
2020年
韓国
99分
サスペンス/ドラマ/犯罪
劇場公開(2022/01/21)
監督:
ホン・ウィジョン
脚本:
ホン・ウィジョン
出演:
ユ・アイン・・・テイン
ユ・ジェミョン・・・チャンボク
ムン・スンア・・・チョヒ
ユ・ソンジュ・・・イルキュ
イ・ガウン・・・ムンジュ
<ストーリー>
貧しさゆえ、犯罪組織からの下請け仕事で生計を立てる口の利けない青年・テインと片足を引きずる相棒・チャンボクは、身代金目的で誘拐された11歳の少女・チョヒを、1日だけ預かることになるが…。
ねじれた誘拐の行方は――
―感想―
あんなん完全に不審者やん。
そりゃ逃げるわ、でもほんまの警官だったとは。
あと女性警官が土の中から復活したのは予想外過ぎて「ええ!?」てなったわ。
ヤクザ、監禁殺害、死体処理、誘拐、人身売買と韓国という国の闇をまざまざと見せられた作品でしたが、ポップな音楽が流れていたのもあってか雰囲気的にはそこまで暗くはない。
何処か少しコメディぽく感じる場面とかもあり、かなり観易い内容となっていた。
観て無いけど『万引き家族』みたいな疑似家族を扱った作品、と言ってもいいのかな。
後で画像貼るけど、一時的に預かる事になった誘拐された11歳の少女チョヒを演じた子役ちゃんが猛烈に可愛いのよ~。
口のきけない青年の妹は、もう何処からどう見ても韓国の子供と思う顔しているのだが、チョヒ役の子はそうには見えず、なんとなく日本人寄りの顔していて、将来の成長が楽しみになる位に整っていた。
韓国の子役は本当に演技が達者やね。
青年の妹も同じくで、無邪気さとかその辺の喜怒哀楽の出し方が上手いから、感情移入し易い。
チョヒは明らかに育ちのいい子で、きったない青年の部屋を綺麗にしてしまったり、妹さんにも優しく接して服のたたみ方を教えたりと、この兄妹の空間にすんなりと馴染んでしまう。
そういうのを目の当たりにした青年は、徐々にチョヒに対して心を許してしまうというか、なんかもう実の妹よりも妹として見てないか?
(いや、まさかとは思うが、恋愛感情抱いてたら、おまロリコンだぞ。)
現に妹の方は元からそうだったけど、お前うざい、どっかいけ、とラストでも完全ほったらかしにしてるし。
で、青年は善良な心が働いたのか、終にある事をしてしまうのだが・・・。
泣きながら走り逃げる姿がもうあれやわ、片想いしていた子に告白したら木端微塵にふられて、「ちくしょーー!!」とその場から退散する構図(笑)。
「先生!あの子、私の事好き好き言って超鬱陶しいの!」
「チョヒちゃんが嫌がっているから、もう止めてあげてね」
「なんだよバカヤロウ!お前の事なんて好きじゃねえよ!ブスブスブーース!」ダッシュ逃げ
「あ、こら!待ちなさい!!」
と、置き換えてみても面白いかもしれない。
何はともあれ、しれっと真実を告げ口する所からして強かな子やでチョヒちゃん。
今作の可愛い子役図鑑
画像だけじゃ伝わらんかもしれん、気になるロリコンさん、じゃなかった映画ファンは是非、本編を鑑賞するべし。
評価:★★★☆
22/08/05DVD鑑賞(新作)
レンタル開始日: 2022-08-03
メーカー: アット エンタテインメント