銀幕大帝α

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スリーデイズ・ボディ 彼女がゾンビになるまでの3日間

2016年03月19日 20時05分00秒 | 洋画ホラー
CONTRACTED
2013年
アメリカ
84分
サスペンス/ホラー
劇場公開(2014/01/18)



監督:
エリック・イングランド
『5 FEARS/ファイブ・フィアーズ』
製作:
エリック・イングランド
脚本:
エリック・イングランド
出演:
ナジャラ・タウンゼント
キャロライン・ウィリアムズ
マット・マーサー
アリス・マクドナルド
ケイティ・ステグマン
サイモン・バレット
チャーリー・クーンツ




<ストーリー>
女しか愛せない美女・サマンサは、恋人の冷たい態度に悩み、勢いで見知らぬ男性と関係を持ってしまう。だがその翌朝から彼女の身体に異変が起き始め…。

-感想-

同情したい気持ちと、同情しちゃいけない気持ちが同時に絡み合ってしまう異色のゾンビ映画。

主人公はレズビアンだと公言しておきながら、恋しい相手が来なかったが為に見知らぬ“男”とセックスしてしまうという時点で意味不明。
それってレズじゃないやん、バイやんかと。
しかもその“男”は死姦を楽しむ変態。
そんな誰かも分からない人間とヤッちゃう事に早共感が持てなくなっちゃう。
で、ウイルスが感染して主人公は徐々に肉体が崩壊し始めちゃうんですなあ。
自己責任の甘さが招いた結果がそれじゃあもう私としては何とも言い難い。

事が起こり始めてもそれなりに慌てるがやたらとヒステリック気味。
心配している人が周りにあれだけいるんだから、もっと頼っても良くね?
彼女の性格がどうにも好きになれない。

が、流石に容姿が綺麗な人がどんどん醜くなっていくのは胸が痛む。
そして自制心すら利かなくなってしまった姿を観ていると悲しくもなる。

最後、完全に人としての感情が消え失せてしまい、ゾンビとして成り果ててしまった挙句、駆け付けた母親を(間接的に演出しながら)襲った所で作品は終わります。

あ~あ、最悪だ~という複雑な感覚は残るのよねぇ。
これがブッ細工な女性だったらバカじゃねぇので終わるんだけど(俺最低w)、無駄に綺麗なんやもん、それが=多少の同情もしてあげたいていう心持ちにも繋がっちゃうのよねぇ、ズルいわ。

なんで今頃になって思い出したかのように本作を借りたかと言うと、続編が今年に入って公開された為。
一応未体験ゾーン作品は出来るだけ観ようと心掛けているのもあってか、続編がレンタルされる前に観ておくべきなんだろうなと借りた訳なのですが、いやはや又けったいな作品に出会ってしまったわと、心底ドヨ~ンではあったが、続きは気になった。
彼女を媒体にして世界がゾンビと化していくんでしょうか。
どういった続編になっているのか、必ずチェックだな。

評価:★★★
16/03/19DVD鑑賞(旧作)
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レンタル開始日:2014-03-05
メーカー:アルバトロス

関連作:
『スリーデイズ・ボディ 彼女がゾンビになるまでの3日間(2013)』(第1作)
『アフターデイズ・ボディ 彼女がゾンビと化した世界(2015)』(第2作)
コメント (2)
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ヒロイン失格

2016年03月18日 20時43分00秒 | 邦画ロマンス
2015年
日本
112分
ロマンス/コメディ
劇場公開(2015/09/19)



監督:
英勉
『貞子3D2』
主題歌:
西野カナ『トリセツ』
出演:
桐谷美玲松崎はとり
山崎賢人寺坂利太
坂口健太郎弘光廣祐
福田彩乃中島杏子
我妻三輪子安達未帆
高橋メアリージュン恵美
濱田マリ利太の母親
竹内力学食のオヤジ



<ストーリー>
女子高生のはとりは大好きな幼馴染みの利太がイケてない同級生とつき合い始め、奪還作戦を企てるが敢えなく撃沈。そんな彼女の前に学校一のモテ男・弘光が現れ…。

私が好きな人か。
私を好きな人か。


-感想-

こんなにもぶっ壊れた演技をする桐谷美玲は初めて観たかもしれない。
勿論、良い意味で、だけどもね。
福田彩乃の方が十八番でやりそうな変顔を、美玲チャンが代わりにやっちゃってるんだもんなあ。
なもんで福田彩乃が福田彩乃じゃなくて只の福田彩乃だった。

誰に対してもそうだが、皆して煮え切らない態度を取っているものだから観ている私の方がやきもきしてしまう。
性格としては直球型のはとり、利太は優柔不断、弘光はイケイケ、安達は計画的。
でもそこはかとなく全員が変な優しさを見せるものだから、あっちへふらふら、こっちへふらふらと落ち着きがないのよね。
結局行き着く先にあるのは利太とはとりが結ばれる事でしょ、て分かっちゃいるけど、この手の恋愛映画には有りがちな遠回りに話を進めていくもんで、あ~じれったいなお前ら!とややテンションダウン。
こういういかにも成就するべき運命を茶々を入れながら遅らせて描く王道的な恋愛模様に少女漫画風な匂いを感じながら観ていたのだが、どうやら原作がまんま少女漫画だったていうのを後で知りました。

オーバーリアクションをとことん求めて演出そのものからしてワチャワチャしている中盤までは楽しかったんだけど、後半はベタに少女漫画過ぎてあんまり乗れなかったなあ。
若手の子にも魅力を感じずキュンキュンさせられなかったてのも痛手。
まあでも、桐谷美玲チャン観たさに借りたので、普段の様子からは想像も出来ないぶっ飛んだキャラを力一杯に演じきった彼女は堪能出来たし、そこに一番の注目したかった気持ちを置くと普通に満足していたのは確かです。

今作の美女図鑑

丸坊主は衝撃、いや笑撃だったww
本人的にも事務所的にも良くOKしたよね~。
そのまま丸坊主姿で修学旅行まで行けば良かったのにw
で、美玲チャンの女子高生役は合っているのか、て事なんだけど、これが全然違和感が無い。
やっぱ可愛いは正義だよ、うん。
それにしてもホント細い体。
抱きしめたらバキバキ折れそうだが、それ位思い切り抱きしめてみたい気持ちがそういう場面に出くわすと生まれ、キスシーンが出るとチッと舌打ちしちゃう私って・・・あれ~相手役のガキに嫉妬してるのかな~(違うもん!)。

力兄さんの壁走りが超ウケる。

評価:★★★
16/03/18DVD鑑賞(新作)
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メーカー:バップ

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DEBUG/ディバグ

2016年03月18日 10時40分00秒 | 洋画ホラー
DEBUG
2014年
カナダ
86分
SF/サスペンス/ホラー
劇場公開(2015/02/07)



監督:
デヴィッド・ヒューレット
脚本:
デヴィッド・ヒューレット
出演:
ジーナン・グーセンカイダ
エイドリアン・ホームズキャプラ
ジェイソン・モモアアイアム
テニカ・デイヴィス囚人
カイル・マックサムソン



<ストーリー>
外部との連絡を絶った巨大宇宙船に送り込まれた若き天才ハッカーたち。システム復旧の任務を開始する彼らだったが、宇宙船の人工知能・アイアムが突如暴走し、船に閉じ込められてしまう。

-感想-

専門用語が出てくるとさっぱり付いていけまへん。
その辺は補完せずに無視して観てもなんとなく分かる内容で安心した。

天才ハッカー集団と暴走し始めたAIとの戦い。
コンピューターの中では飽き足らず、ボスに薬を投与して操り、ハッカー達を現実世界でも殺しまくる暴挙へと出る。
巨体の黒人ボスなので威圧感は抜群。
ひ弱な体系のハッカー達は次々に葬られていく。

終盤は何故かソードアクション(SWの影響?)へと発展。
そして唐突に死んだハッカー達がコンピューター内で復活。
主人公に加勢し勝利を収めるという顛末。
ここはちょっと説明不足の様に感じたかな。
分かる人には分かる描写なんだろうけど、私としちゃ何かが起きているが詳しくまでは理解出来ないままでした。
船外活動する場面も同様に。

ボスが殺人鬼へと変貌していく中盤以降にホラー的な雰囲気は抱ける。
けど全体的にはSF。
後半少しアクション。
密室劇なので移動範囲が狭い事が良い意味でスリルを生み出していた。

割と低予算な作品にも感じるがセットや宇宙船の造詣はきちんと組み立てられていて、宇宙空間に居るんだなという感覚は味わえた。
その狭い空間で逃げ場を失ったハッカー達の怯えやAIに勝利する方法を探る様子などを一定のテンポを保ちながら描き切っている事に関しては水準を上回った評価が出来ると思う。

一匹のネズミにビビリ過ぎw(とか書きながら私も苦手w)

評価:★★★
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メーカー:クロックワークス

切り株画像はこちら

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切り株画像(映画『DEBUG/ディバグ』より、扉に挟まれるボス)

2016年03月18日 10時39分00秒 | 切り株“TV”画像(閲覧注意)
【ネタバレ注意】

ウガ~!!
と狂気剥き出しにして襲い掛かるボス。
近づけてなるものかと、部屋に飛び込んできた瞬間を狙い扉を閉めて胴体バスーンの切り株完成。

主人公のドヤッ!と佇む姿がちょいカッコイイ。

切り株度(2/5)

レヴュー:『DEBUG/ディバグ』
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予告犯

2016年03月17日 20時13分00秒 | 邦画サスペンス
2015年
日本
119分
サスペンス
劇場公開(2015/06/06)



監督:
中村義洋
『白ゆき姫殺人事件』
原作:
筒井哲也『予告犯』
出演:
生田斗真奥田宏明(ゲイツ)
戸田恵梨香吉野絵里香
鈴木亮平葛西智彦(カンサイ)
濱田岳木村浩一(ノビタ)
荒川良々寺原慎一(メタボ)
宅間孝行岡本大毅
坂口健太郎市川学
窪田正孝青山祐一
小松菜奈
福山康平ヒョロ
仲野茂石田清志
田中圭北村
滝藤賢一栗原
本田博太郎加藤
小日向文世設楽木匡志



<ストーリー>
新聞紙の頭巾を被り、ネット上に現れた“シンブンシ”と名乗る「彼」は、法では裁かれず、見過ごされがちな罪を犯した者たちを暴露しては制裁を繰り返す。

悪か?
正義か?


-感想-

「死んでねぇじゃねえか」の呟きには笑った。
まあ確かに殺してはいないわな。

リアルタイム動画って皆さん観るのが好きなのね。
それだけ日頃から刺激に飢えていると言う事なのかしら。

次々と制裁を下していくシンブンシ。
彼が望む真の目的は何なのか、てのが重要なポイントであり、泣き所でもある。
底辺でもがきながらも必死に生きている人間達。
人権を無視された怒りと悲しみから生まれた壮絶な“計画”により、警察やメディアをも動かし、それらを上手く活用する事でその“計画”は成就されていく。
一人の仲間を想い、素性も知らない物同士が結託し、成功へと導いていく過程には感動というよりも、助け合い精神、思い遣りの心を持つ事が人として大事だというのを教わった様な気がした。

非を認めない愚か者には鉄槌を!
これは誰しもが願う事だが、それを実際に行動へと移す為に立ち上がる者は残念ながら数少ない。
殆どの人がただ傍観しているだけで、出来る事と言えばSNSで想いを文章に変えてぶつける位なものだ。
それをさらりと遣って退けて行くシンブンシは果たして悪なのか正義なのか。
共感を覚えなければ悪だろうし、共感を得られれば当然正義の使者として拝められるだろう。
流石にやり過ぎは駄目だろうけども、常に皆が抱く鬱憤を綺麗に晴らしてくれるシンブンシみたいな人間も時には必要かもしれない。
感じる事は人それぞれだろうけども、私はシンブンシが起こした全ての行いに対して、裏事情が隠されていた事を知らずとも賛同したくなる気持ちは強く残った。
他人を平気で中傷したり、謝る事も知らない常識外れな人間には痛い目を遭わせて当然。
実際にシンブンシみたいなヒーローが世に登場したら全力で応援するけどね、私は。

ただ一つ不満なのが、IT企業の社長にも罰を与えて欲しかった。
こいつが一番ムカついた。
社員の前で怒鳴り散らし、陰でこそこそ悪口を部下に言い、出来もしない仕事を押し付ける。
ブラック会社の代表みたいな屑だった。
こいつの慌てふためき泣きじゃくる顔が観たかったなあ。

それにしてもシンブンシも女刑事も走る、走る。
あれだけ長い追いかけっこは久しぶりに観させて貰った。
体力と逃走予測能力が優れていないと、あそこまでの長距離走は先ず出来まいて。
真顔で「アナルバイブ」と大声で出す度胸にも感心。
そりゃ友達も出来ないだろ、そんな恥知らずな性格してりゃ笑。

評価:★★★☆
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レンタル開始日:2015-12-04
メーカー:TCエンタテインメント

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関連作:
『予告犯 -THE PAIN-(2015)』
コメント (2)
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