銀座ジャズバーエムズのブログ

 生演奏のある小さなバー・・・「大人のくつろぎ空間」をお探しの方にご案内申し上げます。

読み違いと言われても・・・

2015-01-14 15:11:17 | つれづれ

「御幸寺山」

これ、何と読みますか?

「みゆきじやま」「みゆきじさん」「みゆきでらやま」「みゆきでらさん」

「ぎょ(う)こうじやま」「ぎょ(う)こうじさん」

 愛媛県松山市にあるお寺と山ですが、妙に気になって調べてみました。

「・・・”御幸寺”(みゆきじ)です。
この寺は、もともと”三木寺”(みきでら)というお寺でしたが、”舒明天皇”の”行幸”
を機に”御幸寺”(みゆきじ)と改名し、それがこの地を”御幸町”と呼ぶようになった
由来です。
当初の御幸の読み方は”みき”と言っていましたが、次第に”みゆき”に
変わっていったのだろうと言われています。・・・」

「御幸寺山は“みきじさん”が正しい読みです。
 ・・・・ 山頂に河野通之が築城した居城は御幸寺山城です(別称・三木寺山城)。
 「みきじじょう」と読みます。・・・ ・・・ 文献にも混在しています・・・

【参考】
  「みゆきじ山」 愛媛県史(昭和58年 愛媛県発行)
  「みきじさん」 愛媛県百科大事典(昭和60年発行、愛媛新聞社編集)  」

ちなみに現在の付近の町名は「町」のつかない「御幸=みゆき」だそうです。

 

 こういう場合はどちらが正しい、というのではなくて、日本語がどう変化して行ったか

という流れを感じることができてなかなか楽しいです。

「みき」という音があったから気を惹かれたのかな。

いつだったか、「神酒さま」という宛名でメールをくださった方がありましたが

お正月のお酒がまだ体内に残っていたのでしょう