箱根外輪山の山並みを望む、奥湯河原のひっそりとした山中に佇む旅館、海石榴に到着☆
湯河原に縁深い花木であるツバキを屋号としたお宿。
「海石榴」、、、なぜこの漢字を用いているのか?と、誰もが疑問に思うことと思います。
到着するやいなや、さっそくその由来を伺ってみました。
「海石榴」の名称と由来
ツバキの名前は漢字で表す時、古い順から「海石榴」「海榴」「山茶」「椿」など、時代によって変かんがみられます。万葉時代、奈良朝では隋・唐に遣隋使・遣唐使を派遣して中国文化の導入を図ってきましたが、当時中国文化の中心は北方にあって、ツバキの分布圏ではありませんでした。遣隋使たちはツバキ油を採集するため、かの地に日本特産のツバキを持ち込みましたが、その樹木を見て、ザクロに似た紅花と花の後にできる果実を「海」を渡ってきた船来の「石榴(ざくろ)」の意味を込め、ツバキに「海石榴」と漢字名が与えられました。奈良時代、漢字が日本に導入された当初は、中国名がそのまま日本でも使用され、『日本書紀』や『万葉集』には、ツバキを「海石榴」と誌されています。その後平安時代に入り、当時中国にはない樹木であったことから、中国の架空の生物名であった「大椿」の名称を借りて「椿」を国字として使うようになったのです。
お庭には、70種類以上もの椿が植えられているそうです。
椿の花が咲く季節には、その可憐な姿にゲストの心を和ませることでしょう。
車を預け、満面の笑みをたたえた番頭さん?のようなスタッフさんに案内され中へ入ります。
玄関では、長女にアンパンマンのキャラクター・赤ちゃんマンのスリッパを用意してくださいました。
が、、、
長女ちゃん、履こうとしません!赤ちゃんマン大好きなのに・・・。
それを見たスタッフさんが、ドキンちゃんやメロンパンナちゃんのスリッパも持ってきてくださいましたが、
履こうとしない。。。
スリッパは履かずに、スタッフさんが荷物と一緒にお部屋まで運んでくださることに。
(↑後で聞いてみると、恥ずかしかったと言っていました。。。
後にスリッパに慣れていないため、何度もぬげたり、つまずいたりして、結局館内移動は靴下のまま。)
ロビーには、日本の旅館らしい設え
ロビーでチェックインの手続きを行います。
さっそく池の鯉に興味を示した長女ちゃん☆
ウエルカムドリンクはお抹茶
紅白椿和三盆というお菓子も一緒に提供されたのですが、
私があちこち写真を撮っている間に長女に食べられてしまいました。
(昨年のアマンでも同じような記憶が。。。)
一息ついた後、ラウンジや大浴場の場所の説明を受けながら、この日宿泊するお部屋へと進みます。
(画像は反対側から撮影)
湯河原 海石榴 滞在記 - ③ お部屋へ続く・・・。