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自治体学会

舞鶴二日目は自治体学会。

自治体学会には議員になってから会員になりましたので、もう8年目となります。
例年今の時期に全国大会が開かれますが、昨年は横浜であり、ぜひとも行きたかったのですが選挙前ということもあり行けませんでしたので、2年ぶりの自治体学会です。

最近の自治体学会はマンネリ化していると言って参加を見合わせる人もいるようですが、私はやはりその時々の自治体にまつわる話題、課題を元に議論したり新しい知識を得たりできる貴重な場だと思っています。
また、毎回、やはり参加したらしただけのことがあり、元気な人の元気をおすそ分けしてもらって帰ってきます。

今日も午前中の分科会では、前鳥取知事の片山さんの後を告いだ平井知事と、一方、自治の先進市であった多治見市長にならなかった西寺前市長をパネリストに、「自治体の自立と地方財政」についてのセミナーに参加しました。

鳥取県では片山知事時代から予算編成における各過程をインターネット上で公開しており、さらに、議会で議員から質問があったことに対して知事が、たとえば「検討します」と答えた場合、その後の検討状況についても報告するようにしているそうです。

また、多治見市では総合計画に載っていない事業は予算はつけない、というように総合計画と財政運営をリンクさせており、一方、鳥取県では計画に載せたら必ず事業をしなければならないということになると財政運営を縛ることになるので、総合計画を作らないことにしている(都道府県は市町村と異なり総合計画を作る義務がない)そうです。
いずれにしても、きちんと議論し、その過程を公開し、事業を進める、あるいはやめる、という透明性がポイントです。

なお、鳥取県は片山さんの手法を引き継がれているようですが、多治見市は新しい市長さんに代わってから、西寺さんの手法と少し変わってきているようです。
首長が変わると政治がよりよく変わるのはいいのですが、後退するのは困ります。

一般に言うように、改革が協力であればあるほど、ゆり戻しが大きい、ということがないように、自治体改革が進んでいってほしいと思います。

*写真は舞鶴港です。
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