午後家にいたら、近所の方がハガキを持って訪問された。
父が若い頃から所属していた野鳥の会で、一緒に活動されていた方の写真展のお知らせだ。(葉書を持ってこられたのは写真展の主催者のご友人)
この方は私の家の近くの池の傍にお住まいで、今も野鳥の写真をたくさん撮っておられる。
実家にはいつも、野鳥の写真の年賀状が届いていた。
私は子どもの頃にいつも父にくっついて探鳥会などに行っていたから、その頃からお世話になっていた訳だ。
父は池の対面にある施設に入っていたので、そちらにも訪ねて下さった。
今回の写真展は、北海道や山口県で撮った野鳥を展示されていた。
こんな本も出版されたとかで、私も一冊分けていただいた。
庭の木に可愛い鳥が来ることも多いので、名前が知りたいとよく思うのだ。
探鳥会では、姿だけでなく鳴き声から鳥の種類を特定する方法なども教えてもらった事を思い出す。
法事で出す和菓子を頼みに行ったので、自分用にも桜餅を買ってきた。
この桜餅は大好きなのだが、おやつっぽいので、当日は違うものを頼んだ。
お客さんに食事を出すのは諦めたので、せめてお菓子を喜んでいただけたらと思って選んだ。
どこで車のドアを開けた時かわからないのだが、桜の花びらがひとひら入ってきていた。
このタイミングで写真展を拝見できたのは父の供養になったように思えて、うれしかった。