おいしいパン

夫が先日、おいしいパンを買ってきた。

ライ麦の生地、くるみ入りの素朴なパンだ。

冷蔵庫に残っていた、カマンベールチーズと生ハムを載せて軽く焼いてみた。

風味が良くて、うふふ。美味だわい。

父の転院の日にちが決まった。

夕方、ケースワーカーさんから電話が入った。

良い転院ではない。辛いことだ。

　

行ける日は、なるべく父のところへ行こうと思っている。行くことで、自分の心の平安を得ている。行かないと後悔しそうな気がして。自己満足だ。自分勝手なことだ。でもそうでもしないと、自分の心がやっていけない。

父に「もうすぐ病院変わるんだよ」と言ったら、「ほーか」と言った。「俺がか」と言ったようにも思った。

父はわかったんだ。病院を変わることがわかったのだ。

次の病院で使うパジャマを妹が用意してくれたが、膝の関節が動きにくくなっているので、ズボンが履けないかもしれない。

実家に浴衣があったような気がするので、今度持ってこようかと思っている。