半日ほど時間があったので、思い切って豊田市美術館まで出かけて、「クリムト展ーウィーンと日本1900」を見てきた。
自分が若い時は、金ぴか過ぎてちょっと苦手だったクリムト。歳を重ねた今は、金色には深さや暗さがあることに気づいている。今日の展示の中では、色彩の鮮やかなものに魅力を感じた。大人になったものだわ、私。
作品を堪能した後は、庭に出てみる。豊田市美術館は建築が谷口吉生、ランドスケープはピーター・ウォーカーによるものだ。こんなに蒸し暑い日でなければ、ゆっくり楽しみたいところだ。
それでも茶室には寄って、350円で一服いただいてきた。今日の昼ご飯は和菓子と抹茶となった。最近ちょっと食べ過ぎている自分には、ちょうど良い感じだ。
グッズ売り場で、展覧会とタイアップして作られた「クリムトと1900年 ーウィーンを巡る音楽」というCDを買った。
クリムトゆかりのアルマ・マーラーや夫のグスタス・マーラー。ブルックナーの7番など、時代を映した音楽ばかりが収められている。好きなソプラノの曲も入っている。帰り道の車の中で、早速封を開けて聴く。華やかな音楽が、展覧会の余韻をより楽しいものにしてくれる。
会期が始まったばかりの平日だから、空いているだろうと思ったのに、かなりの人出だった。それでも東京のように、入場に何時間も並ぶということがないだけ良かったのだろうか。
夕方、知人と会い、あるオファーをいただいた。うまく運び、実現したらうれしい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます