江差に来たら「にしん蕎麦」を食べなきゃね。
走りながらGoogleマップで検索したら何軒か出てきた。
「これだね」とあたりをつけたら、有名な五勝手屋羊羹の店からすごく近かった。
「エサシ」というのはアイヌの言葉で「昆布」という意味なんだって。
初めて知った。
漢字もあるし、民謡も有名だから、アイヌの言葉とは思いもしなかった。
蕎麦には大きなにしんがドーンと載っていた。
身が厚くて、ほろほろと柔らかくて、本当においしかった。
蕎麦は盛りが良すぎて、食べても食べても減らなかった。
この日は暑かったので、「冷やしにしん蕎麦」にした。
後で気づいたのだが、この上ノ国町には15世紀頃の山城「勝山館跡(かつやまだてあと)」があり、以前歴史番組で見て興味を持ったのだった。
町のHPによると「中国産青磁・白磁・染付、国産の美濃焼、越前焼など約5万点の陶磁器や、金属製品、木製品など10万点余りの出土品や建物・井戸・空壕・橋などの跡が多数見つかり、館内での様々な暮らしぶりがよみがえりました」とのこと。
越前あたりから江差あたりまで、大きな船を操り、大きな交易を繰り広げていたのが目に浮かぶ。
先を急いでしまったこともあり、素通りしてしまった。くー。残念だった。
海沿いにどんどん走り、松前にたどりついた。
その前に開陽丸の博物館も寄ったので、箱館戦争の予習が少しできた。
官軍と旧幕府軍の動きが難しくて、どっちがどっちだっけ?と確認しながら展示を見た。
それを踏まえて五稜郭を見ると、やっと正しく認識できる気がする。
部屋の窓から松前城が見える「キャッスルビュー」の部屋を取ってあった。
豪勢だ✨✨
今夜も温泉。
材料を吟味した食事。
この宿の先祖は、大きな松前船の船主だったようで色々な遺物が残っていた。
物資だけでなく、時には参勤交代に向かう殿様を乗せたこともあったらしく、豪華な舟弁当箱も展示してあった。
日頃のいろんなことをどんどん忘れて、(自分には珍しい)ストレスと疲れがたまって少し不調だった体調も、すっかりよくなっている。
旅って、やっぱり素敵だ✨✨
にしんはそちらが本場ですものねえ。
そうなのです。
私も食べながら、3回くらい「にしん蕎麦は京都だよなー」と思っていました😊
しかし京都のにしん蕎麦は、カラカラに乾かした身欠き鰊なのかも。
江差のこの蕎麦屋のにしんは生から作っているのでしょうか。
身がとても厚いのに、柔らかく煮てあって本当に美味しかったのに驚きました。
京都に行くと必ず食べますよ。
生から作るのですね。
こちらも食べたいです。
この蕎麦屋は元々寿司屋だったそうです。
なので生から炊いたというのは、勝手な思い込みかもしれません。
しかし、越前から京都まで運ぶなら当然身欠き鰊のはず。
身が厚いのに柔らかかったので、産地なら生のにしんの可能性もあると考えてしまいました。