録音を聴き倒して、自分のための楽譜を作ってみた。楽譜ではあるが、このまま演奏するのではなく、楽器と息を合わせるためのガイドという程のものかな。コブシの部分は細かく書き過ぎても、ちょっと違うように思う。なので全体を、あっさりと書くだけにした。
ここから実際に演奏するのが難しい、?と思う。
でも面白い。
この楽譜作成ソフトはみんなが使いやすいというだけあって、初心者の自分でもちゃんと楽譜の形になる、素敵なものだった。作った人に大感謝であーる(^^)
縦書きの長唄の楽譜は、これまで見てきた箏譜ともまた違う。
自分の手書きの五線変換表と付き合わせて、日本音階を五線に載せていった。
長唄は歌本位制というか、歌に楽器が合わせていくものなのだそうだ。歌い手に主体性を持たせてくれる、という意味では、ちょっとオペラアリアに似ているかも。でも、多分それ以上に歌本位で、「歌自由」くらい言ってもいいかもしれない。
持ち声に合わせて、楽譜があっても曲全体を転調して演奏するのも当たり前なのだそうだ。すごいネ。
rit.に限らず、ルバートも多用。細かいコブシ技も多い。そのため、不慣れな自分には拍子が正確に取れていない。楽譜の小節割りには本当に苦労した。楽譜の形をしているけど、ガイドライン、というのはそんな訳だ。
音の高さを割り振るのは、当てはめていくだけなので割りとできるけど、拍子やリズムの方が百倍も千倍も難しかった。
まずは歌えるようにして、それからソプラノらしい味付けをしていこう。折角声をかけていただいたのだから、本番ではそれに応えた演奏をしたいと思う。
しかし、楽譜が何とかできて、かなりほっとした。10年以上前だけど、論文発表のために初めてパワポを作った時くらいの達成感があったかのー(^^)
しかし面白かったけど、難しかった(泣)日本の古典音楽はやはり難しい。まずはここからだ。がんばろ。
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