
・SkyworksがAppleにWi-Fi 6E電力増幅器を供給
iPhone 13シリーズは高速なWi-Fi 6Eに対応すると『MacRumors』は報じている(参考:https://www.macrumors.com/2021/01/26/iphone-13-wi-fi-6e-rumor/)。
イギリスの金融機関BarclaysのアナリストであるBlayne Curtis氏とThomas O’Malley氏によると、Appleは2021年にWi-Fi 6Eに初めて対応するiPhoneをリリースすることになるという。Appleサプライヤーの半導体メーカーSkyworksがWi-Fi 6E電力増幅器といった様々なコンポーネントを供給するとしている。
Barclaysは2020年の年末頃に「Wi-Fi 6EをSkyworksに発注するかもしれない」として、iPhone 13がWi-Fi6Eに対応する可能性があることを報告していた。そして今年に入って行われた最新の報告では、それが確信に変わっていることをその表現内容からうかがわせる。
Wi-Fi 6Eは、Wi-Fi 6の6GHz帯でも利用可能な新しい拡張版規格で、より高いパフォーマンス、より低い遅延、より高速なデータレートといった機能を提供する。また既存の2.4GHzや5GHzのWi-Fiをはるかに超える帯域幅で効率的に処理し、デバイスの干渉を減らしてワイヤレスのインターネット接続が安定する。
・競合Samsungが新モデルに採用 Appleのアップグレードは待ったなしか
ライバルのSamsungはBroadcomチップをベースにしたWi-Fi 6Eに対応する印象的な新モデルGalaxy S21 Ultraを発表したばかりだ。それを寄せ付けないようにするには、Appleは最高のアップグレードと機能を提供する必要があると『Tom’s Guide』は強調している(参考:https://www.tomsguide.com/news/iphone-13-leak-reveals-killer-upgrade-for-more-speed)。
音楽、映画、ゲームといった幅広いコンテンツのストリーミングサービスや生産性アプリの利用が増えているため、スマートフォンで高速で安定したワイヤレス接続を使用することが、ますます重要になっている。
iPhone 12シリーズでは、初めて5Gに対応し移動通信が大幅に向上した。それに比べてWi-Fi6Eは小さなアップグレードに見えるかもしれないが、2021年のiPhone 13シリーズのエクスペリエンスを大幅に改善することが期待できる。
この新規格Wi-Fi6Eは、Wi-Fiに過去20年間で最も大きな変化をもたらし、AR(拡張現実)、VR(仮想現実)、そして今後、開発される新たなウェアラブルデバイスにも道をひらくと言われている。
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