北の旅人

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信州の旅⑦-扇温泉「明神館」

2014-07-29 15:05:06 | Weblog

明神館は、松本から車で30分ほどの森の中にある。八ヶ岳中信高原国定公園の一角。創業1931年(昭和6年)、標高1050mの天空の宿。JAS有機 認定の自家農場で育てた有機野菜や旬の地元の食材を使用した身体にやさしいマクロ ビオティック料理、渓谷の景色を望む自慢の「立ち湯」、プライベート癒し風呂等、自然を満喫できる素晴らしい宿だ。

バスが、やっと通れるぐらいの道路をゆっくりと進む。こんな山道、冬は雪で大変だろうと思ったが、ここは県道なので除雪はしっかり行われるし、松本と結ぶ定期路線バスも走っているので大丈夫とのこと。

緑の森に抱かれているので全景を見渡すことはできない。

ロビーのすぐ目の前が緑一色。

部屋に行く廊下の到る所に、花や絵画が飾られている。

驚いたのは、この消火器だ。すべての消火器が紙袋で包装している。このような心遣いに接したのは初めてだ。

部屋に入ると、しずかなクラシック音楽が流れていた。テレビの横を見ると、小型オーディオの「BOSE」だった。いつも聞いている大好きな音色が、ここで聴けるとは思っていなかったので、感激! 窓を開けると、すぐそこにも緑が…

自慢の「立ち湯」。ガラスも何もなく、自然と一体となったような気分で温泉を楽しむことができる

立ち湯から見える風景。川の流れの音、鳥のさえずり、爽やかな風…

       レストランの入り口。

夕食は「モダン和食」(これを選択)「懐石料理」「オーガニックフレンチ」から選ぶ。美味しかったし、体にも良さそう。

             <メニュー>

 

望めば夜食を用意してくれるというのでお願いすると、焼きおにぎり2個と、「自然の音色と共にステキな夢を…おやすみなさいませ」という女将のメッセージを添えて届けてくれた。

今まで色々な宿に泊まってきたが、それぞれに素晴らしい「おもてなし」を体験した。ここでも、お客との程よい距離を保ちながらの細やかな心遣いを感じた。それは、今まで味わったことのない「おもてなし」と言ってよい。ロケーションを含めて、大変気に入った宿の一つで、また行きたい!と思う。